Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストール計画ガイド

Calendar Server 用の設定値の選択

ソリューション内のそれぞれの Calendar Server インスタンスに対して、ソリューション内のほかのコンポーネントと相互動作するようにインスタンスを設定する値を入力する必要があります。たとえば、ソリューションで Access Manager によるシングルサインオンを使用する場合、Access Manager と相互動作するように Calendar Server インスタンスを設定する必要があります。表 3–10 を参考にして設定値を選択します。

表 3–10 Calendar Server インスタンス用の主な設定値

入力フィールド 

ソリューションに対する値の選択 

「LDAP サーバーのホスト名」、「LDAP サーバーのポート」 

これらのフィールドを使用して、ソリューションがユーザーおよびグループデータ用に使用する Directory Server インスタンスを指定します。 

「Directory Manager DN」、「ディレクトリマネージャーのパスワード」 

これらのフィールドを使用して、ユーザーおよびグループディレクトリ用のディレクトリマネージャーのアカウントとパスワードを指定します。Calendar Server では、設定時に Directory Server インスタンスに接続するためにこの情報が使用されます。 

「ベース DN」 

Calendar Server インスタンスがユーザーデータを検索する LDAP ディレクトリツリーブランチを指定します。 

ソリューションでシングルユーザーエントリとシングルサインオンを使用する場合、これは Messaging Server の設定によって作成されるディレクトリツリーブランチである必要があります。詳細については、表 3–9 を参照してください。

「管理者のユーザー ID」および「管理者パスワード」 

これらのフィールドを使用して、Calendar Server インスタンスのメイン管理者アカウントを定義します。このアカウントは、「ベース DN」フィールドでその場所が指定されたディレクトリに追加されます。 

「管理者のメールアドレス」 

プライマリ管理者アカウントの電子メールアドレスを作成します。 

「SMTP ホスト」 

メール通知の送信に使われる電子メールホストを指定します。対象のソリューションの Messaging Server インスタンスを実行しているコンピュータを指定します。負荷分散またはクラスタ化されたメッセージングサービスをソリューションで使用する場合、サービスの論理アドレスを指定します。 

「サービスポート」 

Calendar Server インスタンスが接続を待機するポートを割り当てます。ネットワーク接続仕様で指定されたポート番号が推奨されます。詳細については、「ネットワーク接続仕様の作成」を参照してください。

「最大セッション」、「最大スレッド」、「サーバープロセスの数」 

これらのフィールドを使用して、Calendar Server インスタンスの実行時特性を指定します。 

「ランタイムユーザー ID」、「ランタイムグループ ID」 

これらのフィールドを使用して、そのもとで Calendar Server を実行するユーザー ID とグループを指定します。