この章では、Service Registry (レジストリ) の Web コンソールについて説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
Web コンソールは、レジストリを検索し、レジストリとリポジトリにコンテンツを発行するための、Web ベースのユーザーインタフェースです。ここでは、これらの操作を実行する前に必要な準備手順について説明します。
Web コンソールを起動するには、Web ブラウザに次の URL を入力します。
http://hostname:port/soar/
次に例を示します。
http://localhost:6060/soar/
レジストリがシステムにインストールされている場合、hostname は localhost です。レジストリがシステムにインストールされていない場合は、レジストリがインストールされているシステムの名前を使用します。port の値は、ポートの競合がないかぎり 6060 です。
Web コンソールの主なセクションは次のとおりです。
トップバナー。ログイン、ログアウト、ロケールのリセット、現在のセッションの終了、レジストリコンテンツのバージョン管理の設定、およびコンテンツの言語の設定を行うことができます。
画面左側のメニュー領域。
メニュー領域の右側の「レジストリオブジェクト」領域。見つかったオブジェクトが表示されます。
「レジストリオブジェクト」領域の下側の「詳細」領域。見つかったオブジェクトの詳細が表示されます。
次の 2 種類の情報の表示に使用されるデフォルト言語を変更できます。
Web コンソールのラベルおよびメッセージ
レジストリコンテンツ
Web コンソールのラベルおよびメッセージは、表 1–1 に示す言語で表示できます。
表 1–1 Web コンソールによってサポートされる言語
言語 |
コード |
---|---|
簡体字中国語 (中国) |
zh_CN |
繁体字中国語 (台湾) |
zh_TW |
英語 (アメリカ合衆国) |
en |
ドイツ語 |
de |
日本語 |
ja |
韓国語 |
ko |
スペイン語 |
es |
Web ブラウザの操作手順に従って、該当する言語を Web ブラウザの言語環境に追加します。
ほとんどのブラウザでは、「インターネットオプション」、「オプション」、または「設定」ダイアログボックスの「全般」領域に言語の設定項目があります。
該当する言語を言語リストの先頭に置くことによって、その言語を優先言語にします。
「ロケールをリセット」ボタンをクリックします。
ラベルが該当する言語で表示されます。
レジストリにコンテンツを発行する際は、トップバナー領域の「コンテンツの言語」ドロップダウンリストに表示されるいずれかの言語を使用できます。デフォルトは、使用している Web ブラウザの言語設定です。
言語をデフォルトから変更するには、「コンテンツの言語」ドロップダウンリストから言語を選択します。
レジストリオブジェクトのバージョン管理は、デフォルトでは無効になっています。すべてのオブジェクトのバージョン番号は 1.1 に設定されます。オブジェクトを変更したときに、そのオブジェクトに新しいバージョン番号を設定するには、「バージョン管理」チェックボックスを選択します。
レジストリの公開コンテンツをブラウズするときは、レジストリにログインする必要はありません。ただし、非公開オブジェクトへの読み取りアクセスや公開オブジェクトへの書き込みアクセスを行うには、レジストリにユーザーアカウントを作成する必要があります。ユーザーアカウントを作成すると、オブジェクトの発行、変更、削除などのセキュリティー保護された操作を実行できます。
ユーザーアカウントを作成するには、次の一般的な手順を実行する必要があります。
新規ユーザーの詳細フォームに必要な情報を入力します。
資格のセットをユーザーアカウントに関連付けます。資格は次のいずれかの方法で取得できます。
レジストリによって資格を自動的に生成できます。この方法では、資格をより簡単に取得できます。
サードパーティー証明書発行局によって発行された証明書がある場合は、その証明書を使用して資格を取得できます。証明書を使用するには、管理者に、サードパーティールート証明書をレジストリの Application Server ドメインにインストールしてもらう必要があります。詳細については 『Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド』の「レジストリ用ドメイン内の信頼できる証明書にルート証明書を追加する方法」を参照してください。
ユーザーアカウントを作成するには、次の作業を実行します。
左側のメニュー領域で、「ユーザーアカウントを作成」をクリックします。
「登録ウィザードを開始」ボタンをクリックします。
「ステップ 1: 要件」の指示を読んで、「次へ」をクリックします。
「新規ユーザーの詳細」フォームに必要な情報を入力します。
ユーザーの氏名は必ず入力します。その他のフィールドはすべて省略可能です。
Web コンソールにログインすると、トップバナー領域の「現在のユーザー」ラベルのあとに氏名が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「ユーザー認証の詳細」ページが表示されます。
「ユーザー認証の詳細」ページで、次のいずれかのラジオボタンを選択します。
レジストリで証明書を作成する場合は、「鍵ペアを生成して PKCS12 キーストアをダウンロード」(デフォルト) を選択します。この作業の詳細については、「レジストリによって生成された証明書の取得」を参照してください。
既存のサードパーティー証明書を使用する場合は、「X509 証明書 (DER) をアップロード」を選択します。この作業の詳細については、「サードパーティー証明書の使用」を参照してください。
「ユーザー認証の詳細」ページで「鍵ペアを生成して PKCS12 キーストアをダウンロード」ラジオボタンを選択した場合は、次の手順を実行します。
「ユーザー認証の詳細」ページで、「エイリアス」テキストフィールドにユーザー名を入力します。
「パスワード」および「パスワード (繰り返し)」テキストフィールドにパスワードを入力します。
テキストフィールドに値が入力されていない場合は、入力します。
次のようなテキストフィールドがあります。
「組織単位」
「組織」
「市」
「州または都道府県」
「国」
「名前」フィールドに、「新規ユーザーの詳細」フォームの「姓」に指定した名前が表示されます。「新規ユーザーの詳細」フォームで「市」、「州または都道府県」、または「国」を指定した場合は、対応するテキストフィールドにそれぞれの値が表示されます。
すべてのフィールドを入力する必要があります。
「次へ」をクリックします。
「ステップ 4: 鍵を Web ブラウザにロードします」という名前のページが表示され、「新しいユーザーは正常に登録されました。」というメッセージが表示されます。
「ダウンロード」をクリックします。
ダイアログボックスで、生成された証明書をディスクに保存するオプションを選択します。ファイル選択ダイアログボックスで、ファイルのディレクトリと名前を選択します。
ファイルには必ず .p12 という拡張子を付けます。
デフォルトでは、ユーザーのホームディレクトリ上の generated-key.p12 という名前のファイルに証明書が保存されます。
次に、生成された証明書を Web ブラウザにインポートする必要があります。詳細については、「Mozilla または Firefox Web ブラウザへの証明書の読み込み」または 「Internet Explorer Web ブラウザへの証明書の読み込み」を参照してください。
「ユーザー認証の詳細」ページで「X509 証明書 (DER) をアップロード」ラジオボタンを選択した場合は、次の手順を実行します。これらの手順を実行すると、証明書がレジストリのサーバーキーストアに配置され、Web ブラウザに読み込まれます。
サードパーティー証明書は X.509 形式である必要があります。通常、サードパーティー証明書は .cer という拡張子のファイルに格納されます。
「ユーザー認証の詳細」ページで、「証明書ファイルの選択」ボタンをクリックします。
「ファイルのアップロード」ダイアログボックスで、「ブラウズ」ボタンをクリックしてアップロードするファイルを選択し、「ファイルのアップロード」をクリックします。
「了解」をクリックします。
「ユーザー認証の詳細」ページの「証明書ファイルの選択」ボタンの隣に、選択したファイル名が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「ステップ 4: 鍵を Web ブラウザにロードします」ページで、証明書が Web ブラウザにまだ読み込まれていない場合は、指示に従って証明書を Web ブラウザにインポートします。
詳細については、「Mozilla または Firefox Web ブラウザへの証明書の読み込み」または 「Internet Explorer Web ブラウザへの証明書の読み込み」を参照してください。
「編集」メニューから「設定」を選択します。
サイドバーの「プライバシーとセキュリティー」カテゴリをクリックし、オプションを展開します。
「証明書」をクリックします。
右側のメインパネルで、「証明書マネージャー」ボタンをクリックします。
「あなたの証明書」タブが表示されます。
「インポート」ボタンをクリックします。
「復元用のファイル名」ファイル選択ダイアログボックスで、 .p12 証明書ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
プロンプトダイアログボックスで、ソフトウェアセキュリティーデバイスのマスターパスワードに対するアカウントパスワードを入力します。
このパスワードは、ブラウザアカウント専用であり、ブラウザのプロファイル所有者によって割り当てられます。通常は、クライアントマシンのログインアカウントと同じパスワードを使用します。
「パスワードの入力」ダイアログボックスで、証明書のパスワードを入力します。
このパスワードは、クライアント証明書を保護するために使用されます。レジストリによって生成された証明書を使用する場合は、「ユーザー認証の詳細」ページで指定したパスワードを入力します。
アラートダイアログボックスに「セキュリティー証明書と秘密鍵が正常に復元されました」というメッセージが表示されます。
「了解」をクリックします。
「証明書マネージャー」および「設定」ダイアログボックスを閉じます。
証明書をインポートすると、レジストリにログインする準備が整います。詳細については、「レジストリへのログイン」を参照してください。
「ツール」メニューから「インターネット オプション」を選択します。
「コンテンツ」タブをクリックします。
「証明書」をクリックします。
「インポート」をクリックして「証明書のインポート ウィザード」を開きます。
「証明書のインポート ウィザード」で、「次へ」をクリックします。
「インポートする証明書ファイル」ページで、「参照」をクリックして .p12 ファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
「パスワード」ページで、次の手順を実行します。
「証明書ストア」ページで、デフォルトの「証明書をすべて次のストアに配置する」(個人) を選択し、「次へ」をクリックします。
「完了」をクリックします。
表示された情報ダイアログボックスで「OK」をクリックします。
新しい証明書が、指定した氏名とともに「証明書」ウィンドウに表示されます。
「証明書」ウィンドウで「閉じる」をクリックします。
「インターネット オプション」ウィンドウで「OK」をクリックします。
証明書をインポートすると、レジストリにログインする準備が整います。詳細については、「レジストリへのログイン」を参照してください。
証明書を Web ブラウザにインポートすると、ログインする準備が整います。
「ステップ 4: 鍵を Web ブラウザにロードします」ページで、「完了」ボタンをクリックします。
Web コンソールのトップバナー領域で、「ログイン」ボタンをクリックします。
証明書を確認するための各ダイアログボックスで、「了解」をクリックします。
ログインすると、トップバナー領域に「認証に成功しました。」というメッセージが表示されます。
レジストリへのログイン後、レジストリオブジェクトの追加、削除、または変更を行うたびに、認証が透過的に行われます。これは、Web ブラウザに読み込まれたクライアント証明書に基づいて、書き込み要求が認証をトリガーするためです。
認証に成功すると、レジストリへのアクセスが https 経由で行われます。
セッションの有効期限が切れると、それ以降はレジストリによる認証が行われなくなります。その後の書き込み要求では、Web コンソールによる再認証が必要になります。
認証に失敗した場合は、Web ブラウザを終了してから再起動し、再試行してください。
レジストリを検索するには、メニュー領域の「検索」リンクと「探索」リンクを使用します。
メニュー領域の「検索」をクリックします。「検索」フォームが開きます。このフォームには、次の構成要素があります。
「定義済みクエリーを選択」ドロップダウンリスト
「名前」テキストフィールド
「説明」テキストフィールド
ClassificationSchemes ツリー
「検索フォームを非表示にする」をクリックすると、「検索」フォームが閉じて結果の領域が消去されます。
次に、上記の構成要素の使用方法について説明します。
「定義済みクエリーを選択」ドロップダウンリストには、表 1–2 に示す項目が表示されます。
表 1–2 定義済みクエリー
クエリー名 |
検索の目的 |
---|---|
基本クエリー |
オブジェクト型、名前、説明、および分類で検索できる、デフォルトの汎用クエリー。 |
基本クエリー - 大文字と小文字を区別 |
大文字と小文字を区別する基本クエリー。 |
すべての所有オブジェクトを検索 |
クエリーを実行したユーザーが所有する (発行した) すべてのオブジェクトを検索します。ユーザーが多数のオブジェクトを所有している場合は、時間が長くかかることがあります。 |
呼び出し元のユーザーを取得 |
クエリーを実行したユーザーの User オブジェクトを検索します。 |
デフォルトでは、基本クエリーが選択されています。基本クエリーの実行方法について次に説明します。
自分が発行したすべてのオブジェクトを検索する場合は、「すべての所有オブジェクトを検索」クエリーを使用します。登録時に作成したユーザーのデータを表示して変更する場合は、「呼び出し元のユーザーを取得」クエリーを使用します。
もっとも簡単な検索は、オブジェクト型のみを指定する検索です。
「オブジェクト型」ドロップダウンリストでは、デフォルトでレジストリ内のすべてのオブジェクトを検索する「RegistryObject」が選択されています。検索範囲を絞り込むには、オブジェクト型を変更します。
ClassificationNode メニュー項目には、ClassificationSchemes に含まれる Concept が表示されます。ClassificationNode は Concept の同義語です。
「オブジェクト型」ドロップダウンリストからオブジェクト型を選択します。
「検索」ボタンをクリックします。
検索の結果、指定した型のオブジェクトがすべて返されます。名前、説明、または分類を指定して、検索範囲を絞り込むことができます。
「定義済みクエリーを選択」ドロップダウンリストから「基本クエリー」または「基本クエリー - 大文字と小文字を区別」を選択します。
「名前」フィールドまたは「説明」フィールドに文字列を入力します。
「検索」をクリックします。
デフォルトでは、入力した文字列全体に一致する名前または説明が検索されます。ワイルドカードを使用すると、一定範囲のオブジェクトを検索できます。
ワイルドカード文字は、パーセント (%) と下線 (_) です。
% ワイルドカードは、次のように複数の文字に一致します。
%off% と入力すると、文字列 off を含む名前または説明 (Coffee など) が返されます。
nor% と入力すると、Nor または nor で始まる名前または説明 (North や northern など) が返されます。
%ica と入力すると、ica で終わる名前または説明 (America など) が返されます。
下線ワイルドカードは、1 つの文字に一致します。たとえば、検索文字列を _us_ とすると、Aus1 や Bus3 などの名前を持つオブジェクトに一致します。
Classification オブジェクトは、Classification Scheme 内部の有効な値を定義する固有の Concept (ClassificationNodes) を使用してレジストリ内のオブジェクトを分類します。Classification Scheme は、子 Concept の世代を含むツリー構造の親です。表 1–3 は、レジストリの仕様によって提供されるClassification Scheme を示したものです。この表に示した用語の多くは、レジストリの仕様で定義されています。
表 1–3 Classification Scheme の用途
Classification Scheme 名 |
使用頻度 |
説明または目的 |
---|---|---|
AssociationType |
頻繁 |
RegistryObject 間の関連のタイプを定義します。Association インスタンスの associationType 属性の値として使用され、関連の性質を記述します。 |
ContentManagementService |
まれ |
コンテンツ管理サービスのタイプを定義します。検証サービスやカタログサービスなどのコンテンツ管理サービスの設定で使用されます。 |
DataType |
頻繁 |
このマニュアルで定義されているクラス内の属性のデータ型を定義します。Slot インスタンスの slotType 属性の値として使用され、Slot 値のデータ型を記述します。 |
DeletionScopeType |
随時 |
RemoveObjectsRequest プロトコルメッセージの deletionScope 属性の値を定義します。 |
EmailType |
まれ |
電子メールアドレスのタイプを定義します。 |
ErrorHandlingModel |
まれ |
コンテンツ管理サービスのエラー処理モデルのタイプを定義します。 |
ErrorSeverityType |
まれ |
プロトコルメッセージの処理中にレジストリに発生するエラーの重要度のタイプを定義します。 |
EventType |
随時 |
レジストリに発生するイベントのタイプを定義します。 |
InvocationModel |
まれ |
レジストリによるコンテンツ管理サービスの呼び出し方法を定義します。 |
NodeType |
随時 |
ClassificationScheme が ClassificationNode (Concept) オブジェクトの code 属性の値を割り当てる方法を定義します。 |
NotificationOptionType |
まれ |
レジストリが Subscription 内のイベントを必要なクライアントに通知する方法を定義します。 |
ObjectType |
随時 |
レジストリがサポートする RegistryObject のタイプを定義します。 |
PhoneType |
まれ |
電話番号のタイプを定義します。 |
QueryLanguage |
まれ |
レジストリがサポートするクエリー言語を定義します。 |
ResponseStatusType |
まれ |
RegistryResponse のステータスのタイプを定義します。 |
StatusType |
随時 |
RegistryResponse のステータスのタイプを定義します。 |
SubjectGroup |
まれ |
アクセス制御のためにユーザーが所属するグループを定義します。 |
SubjectRole |
まれ |
アクセス制御のためにユーザーに割り当てられるロールを定義します。 |
メニュー領域では、ClassificationSchemes ツリーのルートは「説明」フィールドの下にあります。
ルートノードを展開すると、Classification Scheme の完全なリストが表示されます。
各エントリのあとに付く括弧の数は、親に含まれる Concept (ClassificationNode オブジェクト) の数を示しています。
使用する Classification Scheme のノードを展開します。
Classification Scheme の下の Concept ノードを展開し、検索条件として使用する葉ノードを見つけます。葉ノードとは、その下に Concept がないノードです。
見つかった葉ノードを選択します。
(省略可能) オブジェクト型を選択するか、名前または説明の文字列を指定して、検索範囲を限定します。
「検索」ボタンをクリックします。
検索で見つかったオブジェクトは、「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
「レジストリオブジェクト」領域は、次の要素で構成されます。
オブジェクトに対する操作を実行するための「適用」、「承認」、「非推奨」、「非推奨解除」、「関連付け」、および「削除」の各ボタン。これらの操作を実行するには、オブジェクトの作成者またはレジストリ管理者である必要があります。
見つかったオブジェクトの表示。これは検索結果の表から成ります。大部分のオブジェクトでは、表の中に次の列が表示されます。
「選択」チェックボックス。2 つのオブジェクトを選択すると、「関連付け」ボタンが有効になります。詳細については、「オブジェクト間の関係の作成」を参照してください。
「詳細」リンク。このリンクをクリックすると、「レジストリオブジェクト」領域のすぐ下に「詳細」領域が開きます (「オブジェクトの詳細の表示」を参照)。
「オブジェクト型」フィールド。
「名前」フィールド。
「説明」フィールド。
「バージョン」フィールド。
「バージョンコメント」フィールド。
「ピン」チェックボックス。詳細については、「ピン機能を使用する」を参照してください。
ExtrinsicObject オブジェクトの場合は、「コンテンツのバージョン」と「コンテンツのバージョンコメント」の 2 つの列が追加されます。これらの列は、ExtrinsicObject のリポジトリ項目に適用されます。
次の 2 つのオブジェクトでは、「バージョン」列と「バージョンコメント」列が次のように別のコンテンツに置き換わります。
ExternalLink オブジェクト: 外部 URI
ServiceBinding オブジェクト: エンドポイント
ユーザーインタフェースのピン機能を使用すると、別のオブジェクトの検索中に 1 つまたは複数のオブジェクトを「レジストリオブジェクト」領域に固定できます。その後、2 つのオブジェクト間の関係を作成できます。この方法の詳細については、「オブジェクト間の関係の作成」を参照してください。
「検索」をクリックしてクエリーを実行します。
「レジストリオブジェクト」領域で固定する 1 つまたは複数のオブジェクトの「ピン」チェックボックスを選択します。
別のクエリーを実行します。
ピンで固定されたオブジェクトと 2 つ目のクエリーの検索結果がすべて「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
ピンで固定されたオブジェクトを使い終わったら、そのオブジェクトの「ピン」チェックボックスの選択を解除します。選択が解除されたオブジェクトは、別のクエリーを実行すると「レジストリオブジェクト」領域に表示されなくなります。
検索結果の表で、オブジェクトの「詳細」リンクをクリックすると、「レジストリオブジェクト」領域のすぐ下に「詳細」領域が開きます。
このセクションには、次のように一連のボタンとタブが表示されます。
表示されるボタンは、「適用」、「保存」、「取消し」、「承認」、「非推奨」、「非推奨解除」、および「削除」です。これらのボタンは、オブジェクトに対して実行できる操作を表しています。
タブは、オブジェクトの属性を表しています。タブは、オブジェクト型によって異なります。表 1–4 は、タブの種類と各タブが適用されるオブジェクトを示しています。
タブ名 |
適用先 |
---|---|
Object_Type 詳細 |
すべてのオブジェクト (Object_Type はオブジェクト型の名前) |
スロット |
すべてのオブジェクト |
Classification |
すべてのオブジェクト |
外部識別子 |
すべてのオブジェクト |
Associations |
すべてのオブジェクト |
外部リンク |
すべてのオブジェクト |
監査証跡 |
すべてのオブジェクト |
住所 |
Organization、User |
電話番号 |
Organization、User |
電子メールアドレス |
Organization、User |
ユーザー |
Organization |
Organization |
Organization |
サービスバインディング |
Service |
仕様リンク |
ServiceBinding |
Concept |
ClassificationScheme、ClassificationNode |
レジストリオブジェクト |
RegistryPackage |
Affected Objects |
AuditableEvent |
タブをクリックすると、オブジェクトに属性の値が存在するかどうかがわかります。値が存在する場合は、属性値の「詳細」リンクをクリックすると、Web ブラウザのウィンドウが開き、属性値の詳細が表示されます。
「監査証跡」タブには、「詳細」リンクを含む表は表示されません。代わりに、このタブには次の情報を示す表が表示されます。
イベントタイプ
イベントの日時
イベントを発生させたユーザーの名前
大部分のオブジェクトでは、「詳細」領域に次のフィールドが表示されます。
「一意の識別子」。すべてのオブジェクトで、「一意の識別子」はアクティブなリンクです。このリンクをクリックすると、Web ブラウザのウィンドウにそのオブジェクトの XML が表示されます。レジストリオブジェクトはすべて XML 形式で保存されています。
「論理一意識別子」。「論理一意識別子」は、通常、「一意の識別子」と同じです。バージョン管理を有効にした場合、「論理一意識別子」はオブジェクトのすべてのバージョンで同じですが、新しいバージョンの「一意の識別子」にはバージョン番号を示すサフィックスが付きます。
「名前」。
説明
「状態」(通常は、オブジェクトがレジストリに発行されたことを示す「送付されました」)。
「バージョン」。
「バージョンコメント」。
多くのオブジェクトで、ほとんどのフィールドが説明を必要としません (Organization の住所など)。一部のオブジェクトには、説明を必要とするフィールドがあります。これらのフィールドについて次に説明します。
Association オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「ソースオブジェクト ID」と「ターゲットオブジェクト ID」。関連のソースオブジェクトとターゲットオブジェクトの両方について、パネルに一意の識別子と論理識別子が表示されます。「ソースの所有者により確認済み」チェックボックスは、関連がソースオブジェクトの所有者によって確認または承認されたかどうかを示します。「ターゲットの所有者により確認済み」チェックボックスは、関連がターゲットオブジェクトの所有者によって確認または承認されたかどうかを示します。区域内の関連の場合、これらのチェックボックスは常に選択されています。
「Association タイプ」。このメニューには、選択された Association のタイプが表示されます。
「区域外」。このチェックボックスは、2 つの関連するオブジェクトのうち少なくとも 1 つが Association を作成したユーザー以外によって所有される場合に選択されます。それ以外の場合、Association は区域内として定義されます。
ClassificationScheme オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「外部 Classification Scheme」チェックボックス。このチェックボックスは、Classification Scheme がレジストリの外部で定義され、Concept を持たない場合に選択されます。内部 Classification Scheme の場合は、Concept の階層がレジストリの内部で定義されています。
「値タイプ」メニュー。次の選択項目があります。
「Unique」: この値は、分類基準の各ノードに一意のコードが割り当てられることを示します。これは、Service Registry で Classification Scheme を作成した場合のデフォルト値です。
「EmbeddedPath」: この値は、分類基準の各ノードに割り当てられた一意のコードにノードのパスもエンコードされることを示します。
「NonUnique」: ノードが一意でなく、ノードの識別に ClassificationScheme から該当するノードまでの完全なパスを使用する必要がある場合があります。たとえば、地理的な分類では、Moscow が Russia の下と USA の下の両方に存在する可能性があります。これは、米国の 5 つの州に Moscow という名前の都市があるためです。
ExtrinsicObject オブジェクトの「詳細」領域には、次のフィールドが追加表示されます。
「コンテンツのバージョン」および「コンテンツのバージョンコメント」。「詳細」領域には、付帯オブジェクトに関連付けられたリポジトリ項目のバージョンと省略可能なコメントが表示されます。
「MIMEType」。このフィールドには、付帯オブジェクトの MIME タイプが表示されます。
「不透明」チェックボックス。このチェックボックスは、暗号化されているなどの理由により、レジストリがリポジトリ項目の内容を読み取ることができない場合に選択されます。
「オブジェクト型」。このフィールドには、ObjectType/ExtrinsicObject ツリー内の下位 Concept が表示されます。
「リポジトリ項目の内容を表示」リンク。このリンクをクリックすると、Web ブラウザのウィンドウにそのリポジトリ項目が表示されます。
ExternalLink オブジェクトの「詳細」領域には、「外部 URI」フィールドの下に「コンテンツを表示」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ブラウザのウィンドウに URI のコンテンツが表示されます。
「探索」メニューを使用すると、ファイルフォルダの階層のメタファーを使用してレジストリとリポジトリのコンテンツを検索できます。root という名前のルートフォルダにすべてのレジストリコンテンツが含まれます。
「探索」リンクをクリックします。
root という名前のフォルダを展開します。このフォルダには、2 つのサブフォルダがあります。すべてのユーザーコンテンツが置かれているフォルダである userData と ClassificationSchemes です。
フォルダをクリックすると、該当する型のレジストリオブジェクトが表示されます。ノードを展開すると、次のレベルのオブジェクト型が表示されます。
作業が終了したら、「探索を非表示にする」をクリックして「探索」メニューを閉じ、結果の領域を消去します。
ClassificationSchemes フォルダをクリックします。ノード記号をクリックしないでください。
すべての ClassificationScheme オブジェクトが「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。オブジェクトを表示するには、 「検索結果の表示」の手順に従います。
ClassificationSchemes ノードを展開し、メニュー領域に ClassificationSchemes のツリー階層を開きます。
ファイルアイコンをクリックすると、その Classification Scheme が「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
Classification Scheme ノードを展開すると、その下にある Concept フォルダが表示されます。
必ずしもすべての Classification Scheme に、「探索」メニューに表示できる Concept があるとは限りません。
Concept フォルダをクリックすると、その Concept が「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
userData ノードを展開します。
RegistryObject ノードを展開します。すべてのレジストリオブジェクトを表示する場合以外は、このフォルダをクリックしないでください。
folder1 という名前のノードには内容がありません。
フォルダをクリックすると、該当する型のレジストリオブジェクトが表示されます。ノードを展開すると、次のレベルのオブジェクト型が表示されます。
「新規レジストリオブジェクトを作成」メニュー項目を選択すると、オブジェクトを作成してレジストリに発行できます。
オブジェクトをレジストリに発行するには、次の 3 つの手順が必要です。
オブジェクトを作成します。
詳細やその他のオブジェクトを追加します。これらはメモリーに保存されますが、レジストリには発行されません。
オブジェクトをレジストリに発行します。
オブジェクトをレジストリに発行できるのは、ユーザーアカウントの作成とログインが完了している場合です。ユーザーアカウントの作成を行うには、「ユーザーアカウントの作成」の手順に従います。
メニュー領域で、「新規レジストリオブジェクトを作成」をクリックします。
「レジストリオブジェクト」領域で、ドロップダウンリストからオブジェクト型を選択し、「追加」をクリックします。
「詳細」領域に、オブジェクトの「詳細」フォームが表示されます。
「詳細」フォームのフィールドに名前と、必要に応じて説明を入力します。「詳細」フォームに表示されるその他のフィールドに値を入力します。
AdhocQuery オブジェクトを作成し、クエリー文字列を入力する場合は、一重引用符を使って、通常一重引用符で囲む項目を囲みます。このような項目として、一般にサブクエリーに含まれるパラメータプレースホルダーやリテラルがあります。たとえば、サブクエリー内のパラメータプレースホルダーは、次のように指定します。
(SELECT id FROM ClassificationNode WHERE path LIKE ''$objectTypePath'')
リテラルとパラメータプレースホルダーの両方を指定する場合は、次のようにします。
... AND (ro.id = s.parent AND s.name_ = ''urn:oasis:names:tc:ebxml-regrep:profile:ws:wsdl:nameSpacesUsed'' AND s.value LIKE ''$nameSpacePattern'')
(省略可能) 割り当てられた「一意の識別子」と「論理一意識別子」を自分で選んだ識別子に置き換えます。
識別子は、有効な URN であり、レジストリのインストール内部で一意である必要があります。
(省略可能) 「保存」をクリックして、オブジェクトをメモリーに保存します。
(省略可能) 「詳細」フォームのタブを使用して、合成オブジェクトを追加および保存します。
「適用」をクリックして、オブジェクトをレジストリに発行します。
正常に適用されたかどうかを示す状態メッセージが表示されます。
オブジェクトを発行する前またはあとで、ほかの合成オブジェクトを追加することによってオブジェクトを編集できます。表 1–4 は、追加できるオブジェクトを示しています。これらのオブジェクトの追加方法について次に説明します。
分類を作成するには、内部 Classification Scheme を使用します。内部 Classification Scheme には、レジストリにとって既知の値を持つ Concept のセットが含まれます。
分類をオブジェクトに追加するには、適切な Classification Scheme を検索し、その Classification Scheme 内の Concept を選択します。
オブジェクトの「詳細」領域で「Classification」ボタンをクリックします。
「Classification」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
分類の名前と、必要に応じて説明を入力します。
「ClassificationScheme または Concept を選択」ボタンをクリックします。
ClassificationScheme/Concept の選択ウィンドウが開きます。
ClassificationSchemes ノードを展開し、Concept ノードを展開して、使用する葉ノードを選択します。
「了解」をクリックして、ClassificationScheme/Concept の選択ウィンドウを閉じます。
選択した Classification Scheme および Concept が詳細パネルウィンドウに表示されます。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
外部識別子を作成するには、外部 Classification Scheme を使用します。外部 Classification Scheme には Concept が存在しないため、その値はレジストリにとって既知ではありません。
外部識別子をオブジェクトに追加するには、適切な Classification Scheme を検索し、値を指定します。
オブジェクトの「詳細」領域で、「外部識別子」タブをクリックします。
「外部識別子」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
外部識別子の名前と、必要に応じて説明を入力します。
「ClassificationScheme を選択」ボタンをクリックします。
ClassificationScheme/Concept の選択ウィンドウが開きます。
ClassificationSchemes ノードを展開し、Concept が存在しない Classification Scheme を選択します。
「了解」をクリックして、ClassificationScheme/Concept の選択ウィンドウを閉じます。
選択した Classification Scheme が詳細パネルウィンドウに表示されます。
「値」フィールドに値を入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
外部リンクは、URI をレジストリオブジェクトに関連付けるために使用されます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「外部リンク」タブをクリックします。
「外部リンク」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
外部リンクの名前を入力します。
「外部 URI」フィールドに外部リンクの URL を入力します。
(省略可能) URL が指し示すコンテンツのタイプを指定する場合は、「オブジェク ト型の Concept を選択」ボタンをクリックします。
ClassificationSchemes ノードを展開し、ObjectType ノード、RegistryObject ノード、およびExtrinsicObject ノードを展開して、コンテンツタイプを選択します。Concept を選択し、「了解」をクリックします。適切なタイプが見つからない場合は、「取消し」をクリックします。必要な場合は、ExtrinsicObject の新しい Concept を作成できます。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
スロットには、ほかの手段ではレジストリに保存されない追加情報が格納されます。スロットは、オブジェクトに任意の属性を追加する手段になります。
オブジェクトの「詳細」領域で、「スロット」タブをクリックします。
「スロット」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
スロットの名前を入力します。
(省略可能) 「スロットタイプ」フィールドに値を入力します。このフィールドを使用して、スロットのデータ型を指定したり、複数のスロットをグループ化したりできます。
「値」フィールドに値を入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
Organization または User は、1 つまたは複数の住所を持つことができます。
Organization または User の「詳細」領域で、「住所」タブをクリックします。
「住所」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
フィールドに値を入力します。これらのフィールドはすべて省略可能です。
「番地」
「町」
「市」
「州または都道府県」
「国」
「郵便番号」
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
Organization または User は、1 つまたは複数の電話番号を持つことができます。
Organization または User の「詳細」領域で、「電話番号」タブをクリックします。
「電話番号」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「タイプ」コンボボックスから値を選択します。
次の値から選択できます。
「ポケットベル」
「FAX 」
「自宅電話」
「携帯電話」
「会社電話」
フィールドに値を入力します。これらのフィールドはすべて省略可能です。
「国番号」
「市外局番」
「電話番号」
「内線」
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
Organization または User は、1 つまたは複数の電子メールアドレスを持つことができます。
Organization または User の「詳細」領域で、「電子メールアドレス」タブをクリックします。
「電子メールアドレス」表が表示されます。ただし、空の場合もあります。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「タイプ」コンボボックスから値 (「自宅電子メール」または「会社電子メール」) を選択します。
「電子メールアドレス」フィールドに値を入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
Organization は、1 人または複数のユーザーを持つことができます。ユーザーの 1 人は主担当者になります。通常、主担当者はその Organization を作成したユーザーです。ユーザーをさらに作成して追加することもできます。
Organization の「詳細」領域で、「ユーザー」タブをクリックします。
「ユーザー」表が表示されます。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「名前」フィールドで、コンマの左側にユーザーの姓を入力します。必要に応じてコンマの右側に名およびミドルネームを入力します。
(省略可能) 「説明」フィールドにユーザーの説明を入力します。
「名」、「ミドルネーム」、および「姓」フィールドに、ユーザーの名、ミドルネーム、および姓を入力します。これらのフィールドはすべて省略可能です。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
Organization は、1 つまたは複数の子組織を持つことができます。Organization に子組織を追加するには、次の手順を実行します。
Organization の「詳細」領域で、「子組織」タブをクリックします。
「子組織」表が表示されます。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「名前」フィールドに新しい組織の名前を入力します。
(省略可能) 「説明」フィールドに説明を入力します。
(省略可能) 住所フィールドに値を入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
Service は、通常、1 つまたは複数のサービスバインディングを持っています。
Service の「詳細」領域で、「サービスバインディング」タブをクリックします。
「サービスバインディング」表が表示されます。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「名前」フィールドにサービスバインディングの名前を入力します。
(省略可能) 「説明」フィールドにサービスバインディングの説明を入力します。
「アクセス URL」フィールドにサービスバインディングの URL を入力します。
(省略可能) 「ターゲットバインディング」フィールドに、この ServiceBinding が参照する別の ServiceBinding の一意の識別子を入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
ServiceBinding は、通常、1 つの SpecificationLink オブジェクトを持っています。
ServiceBinding の「詳細」領域で、「仕様リンク」タブをクリックします。
「仕様リンク」表が表示されます。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「名前」フィールドに SpecificationLink の名前を入力します。
(省略可能) 「説明」フィールドに SpecificationLink の説明を入力します。
使用法パラメータがある場合は、「使用法の説明」フィールドにそのパラメータの使用法の説明を入力します。
使用法パラメータがある場合は、「使用法パラメータ」フィールドに使用法パラメータを入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
ClassificationScheme は、通常、多数の子 Concept を持っています。また、それらの子 Concept も子 Concept を持つことができます。
ClassificationScheme の「詳細」領域で、「ChildConcepts」タブをクリックします。
「ChildConcepts」表が表示されます。
「追加」をクリックします。
詳細パネルウィンドウが開きます。
「名前」フィールドに Concept の名前を入力します。
(省略可能) 「説明」フィールドに Concept の説明を入力します。
「値」フィールドに Concept の値を入力します。
「追加」をクリックして、新しいオブジェクトを保存し、詳細パネルウィンドウを閉じます。
オブジェクトの「詳細」領域で、「適用」をクリックします。
RegistryPackage は、ほかのレジストリオブジェクトを包含するオブジェクトです。通常、RegistryPackage は論理的に関連するオブジェクトをグループ化するために使用します。グループ化するオブジェクトの種類や所有者は異なってもかまいません。
RegistryPackage にオブジェクトを追加するには、各オブジェクトの一意の識別子を指定します。一意の識別子を入力すると間違いやすいため、次の手順では、識別子のコピーとペーストによってオブジェクトを追加する方法について説明します。
「新しいレジストリオブジェクトを作成して発行する」で説明した手順に従って、RegistryPackage オブジェクトを作成します。名前と、必要に応じて説明を入力します。ただし、この時点では RegistryObjects を RegistryPackage に追加しないでください。
「適用」をクリックして RegistryPackage を保存したら、「ピン機能を使用する」で説明した手順に従って、RegistryPackage をピンで固定します。
Web コンソールを使用して、RegistryPackage に追加するオブジェクトを検索します。検索したオブジェクトをそれぞれピンで固定します。
RegistryPackage に追加するオブジェクトの「詳細」リンクをクリックします。
オブジェクトの詳細パネルで、キーボード (Control-C または Copy キー) を使用して、一意の識別子をコピーします。
「検索結果」領域で、RegistryPackage の「詳細」リンクをクリックします。
オブジェクトの「詳細」領域で、「レジストリオブジェクト」タブをクリックします。
「パッケージに追加」をクリックします。
「一意の識別子」フィールドで、キーボード (Control-V または Paste キー) を使用して、コピーした一意の識別子をペーストします。
「追加」をクリックします。
追加したオブジェクトが「レジストリオブジェクト」領域に表示されます。
「詳細」領域の「適用」をクリックして RegistryPackage を保存します。
手順 4 から 11 までを繰り返して、RegistryPackage に各オブジェクトを追加します。
オブジェクトの所有者である場合、または該当する操作を実行する権限がある場合は、オブジェクトの発行、編集、および削除に加えて、次の操作を実行できます。
承認
非推奨
非推奨解除
これらの機能は、本稼働環境でレジストリオブジェクトのバージョン管理ポリシーを確立するのに役立ちます。たとえば、オブジェクトのあるバージョンを一般的な用途のために承認し、古いバージョンは削除する前に非推奨にします。オブジェクトを非推奨にしたあとで考えが変わった場合は、そのオブジェクトの非推奨を解除できます。
これらの操作は、すべて「検索結果」領域で実行します。
オブジェクトを承認するには、そのオブジェクトを選択して「承認」ボタンをクリックします。承認の確認メッセージが表示され、監査証跡にイベントが追加されます。
オブジェクトを非推奨にするには、そのオブジェクトを選択して「非推奨」ボタンをクリックします。非推奨の確認メッセージが表示されます。監査証跡にイベントが追加されます。
オブジェクトの非推奨を解除するには、そのオブジェクトを選択して「非推奨解除」ボタンをクリックします。非推奨解除の確認メッセージが表示され、監査証跡にイベントが追加されます。
所有するオブジェクトをレジストリから削除するには、「検索結果」領域のオブジェクトを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
所有するオブジェクトの AuditableEvent オブジェクトは削除しないでください。つまり、「すべての所有オブジェクトを検索」検索の結果として「検索結果」領域に表示された AuditableEvent オブジェクトは削除しないでください。AuditableEvent オブジェクトを削除すると、AuditableEvent オブジェクトが属するオブジェクトの監査証跡が壊れます。
オブジェクトが付帯オブジェクトである場合は、次の 2 つの方法があります。
ExtrinsicObject レジストリオブジェクトとそのオブジェクトが参照するリポジトリ項目の両方を削除するには、「削除オプション」メニューから「オブジェクトとリポジトリ項目を削除」(デフォルト) を選択します。
リポジトリ項目を削除し、レジストリ内の ExtrinsicObject を残すには、「リポジトリ項目だけを削除」を選択します。その後、別のリポジトリ項目を追加できます。
「削除オプション」メニューは、付帯オブジェクトの場合にのみ意味があります。
オブジェクト間の関係には、参照と関連の2 種類があります。どちらも単方向の関係です。つまり、それぞれの関係にソースオブジェクトとターゲットオブジェクトがあります。
レジストリは、特定の型のオブジェクト間で ObjectRefs と呼ばれる参照をサポートします。たとえば、Service と ServiceBinding を作成する場合は、Service から ServiceBinding への ServiceBinding 参照を作成できます。しかし、ServiceBinding から Service への参照は作成できません。Reference はレジストリオブジェクトではありません。
Association はレジストリオブジェクトであり、任意のレジストリオブジェクト間の Association を作成できます。レジストリは、OffersService、RelatedTo、HasMember などのさまざまな定義済み Association タイプを含む AssociationType Classification Scheme をサポートします。新しい Association タイプを作成することもできます。所有するレジストリオブジェクト間の関連は、区域内の関連と呼ばれます。一方または両方のオブジェクトを所有していない関連は、区域外の関連と呼ばれます。Organization を作成し、それに Service を追加した場合は、Organization から Service に対して OffersService というタイプの Association が自動的に作成されます。
ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトに有効な参照が存在しない場合は、参照を作成できません。
2 つのオブジェクトを関連付けるには、「レジストリオブジェクト」領域の「関連付け」ボタンを使用します。このボタンは、検索結果の表で 2 つのオブジェクトを選択するとアクティブになります。
2 つのオブジェクトを検索結果の表に同時に表示できない場合は、「ピン」チェックボックスを選択して一方のオブジェクトを検索結果の表に固定してから、それに関連付けるオブジェクトを検索します。詳細については、「ピン機能を使用する」を参照してください。
「レジストリオブジェクト」領域で、2 つのオブジェクトを選択し、「関連付け」をクリックします。
「関係を作成」領域で、ソースオブジェクトがまだ選択されていない場合は、選択します。
もう一方のオブジェクトがターゲットオブジェクトになります。
ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトに有効な参照が存在する場合は、デフォルトで「参照」オプションが選択され、有効な参照属性が表示されます。ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトに有効な参照が存在しない場合は、「参照」ラジオボタンがグレー表示されます。
「保存」をクリックして参照を保存します。
「レジストリオブジェクト」領域で、2 つのオブジェクトを選択し、「関連付け」をクリックします。
「関係を作成」領域で、ソースオブジェクトがまだ選択されていない場合は、選択します。
もう一方のオブジェクトがターゲットオブジェクトになります。
「Association」ラジオボタンがまだ選択されていない場合は、選択します。
「詳細」領域で、Association の名前と、必要に応じて説明を入力します。
ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトの ID 値はすでに入力されています。
「Association タイプ」メニューからタイプを選択します。
「適用」をクリックして Association を保存します。
ここでは、Web コンソールの使用時に発生する可能性がある問題の解決方法について説明します。
Web コンソールを使用しようとして、エラー 404 または「接続が拒否されました」というメッセージが表示された場合は、レジストリが実行されていないか、または不正な URL を指定した可能性があります。
指定した URL が http://hostname:6060/soar/ となっているかどうかを確認します。場合によっては、次のようにホスト名に加えてドメインも指定する必要があります。 hostname.domain
レジストリが実行されていることを確認するには、レジストリの Application Server ドメインに対してコマンド行または Web インタフェースを使用します。詳細については、『Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド』の「Service Registry 用 Application Server ドメインの管理」を参照してください。
Web コンソールで優先ロケールが使用されない場合は、Web ブラウザの環境設定で、優先ロケールがロケールのリストの先頭に表示されているかどうかを確認します。詳細については、「デフォルト言語の変更」を参照してください。
ロケールを変更して「ロケールをリセット」をクリックしたあと、検索パネルのラベルが現在のロケールで表示されない場合は、「セッションを終了」をクリックし、「レジストリへ戻る」をクリックします。ロケールの変更については、 「デフォルト言語の変更」を参照してください。
次のような状況でエラーが表示されることがあります。
ExternalLink オブジェクトのExternalURI を指定したとき
ServiceBinding オブジェクトの AccessURI を指定したとき
このエラーメッセージは、次のようなものです。
URL: uri は解決できません。 絶対パス形式 [scheme:][//authority][path][?query][#fragment] を使用してください。 |
このエラーは、『Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド』の「外部 Web サイトへのアクセス許可」で説明されている管理作業がまだ実行されていないことを意味しています。これらのオブジェクトを作成するには、サイトの Service Registry 管理者がこの作業を実行し、レジストリを再起動する必要があります。
Web コンソールのエラーメッセージの原因と思われる問題を解決するには、レジストリの Application Server ドメインのサーバーログを調べます。詳細については、『Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド』の「Service Registry 用 Application Server ドメインの管理」を参照してください。
新しいオブジェクトをレジストリに保存しようとしたときにエラーメッセージが表示された場合は、次のいずれかを実行します。
レジストリによって生成された証明書を使用している場合は、その証明書が Web ブラウザにインポートされているかどうかを確認します。
サードパーティー証明書を使用している場合は、管理者が証明書発行局のルート証明書をレジストリの Application Server ドメインの truststore に配置したかどうかを確認します。詳細については、『Service Registry 3 2005Q4 管理ガイド』の「レジストリ用ドメイン内の信頼できる証明書にルート証明書を追加する方法」を参照してください。
レジストリのコンソールが応答しない場合は、次の手順を実行します。
表示されたエラーメッセージを書き留めます。
Web ブラウザのセッションCookie を消去します。Cookie を消去するには、レジストリが実行されているサイトで JSESSIONID という名前の Cookie を探し、それを削除します。不明な場合は、すべての Cookie を削除します。
「Web コンソールの起動」で説明した手順に従って、Web コンソールを再起動します。
レジストリサポートに連絡し、エラーメッセージとエラーが発生したときの操作を伝えます。