commadmin group modify コマンドは、Access Manager にすでに存在する単一のグループの属性を変更します。複数のグループの属性を変更するには、-i オプションを使用します。
メーリングリストも 1 種のグループです。メッセージがグループアドレスに送信されると、Access Manager はグループ内のすべてのメンバーにメッセージを送信します。
commadmin group modify -D login -G groupname -n domain -w password [-A [+|-]attributename:value] [-d domain] [-f [action]ldap-filter] [-h] [-?] [-i inputfile] [-m [+|-]internal-member] [-p AM port] [-s] [-v] [-V] [-X AM host] [-S mail [-o owner] [-E email] [-H mailhost] [-M external-member] [-r moderator]]
次のオプションは必須です。
オプション |
説明 |
---|---|
-D login |
このコマンドを実行する権限のあるユーザーのユーザー ID。 |
-G groupname |
変更するグループの名前。たとえば、mktg-list。 |
-n domain |
-D オプションで指定されるユーザーのドメイン。 |
-w password |
-D オプションで指定されるユーザーのパスワード。 |
次のオプションは任意です。
オプション |
説明 |
---|---|
-A [+ | -]attributename: value |
変更する属性。attributename は LDAP スキーマで定義され、値により、ディレクトリのこの属性に指定された一部およびすべての現在の値が置き換えられます。同時に複数の属性を変更する場合、または同じ属性に複数の値を指定する場合は、このオプションを繰り返します。 attributename の前の「+」は、現在の属性リストに値が追加されることを示します。「-」は値の削除を示します。コマンド行にコマンドを指定し、「-」を使用する場合は、2 つの円記号を前に付けるか、引用符で囲みます。入力ファイル内でオプションを指定する場合、「-」記号の前に円記号を 1 つ付けます。 |
-d domain |
グループのドメイン。-d を指定しない場合、-n オプションで指定されるドメインが使用されます。 |
- f [action] ldap-filter |
ldap フィルタをグループに追加するか、グループから削除するか指定します。 ldap-filter の前の「+」は、既存のフィルタに追加されることを示します。「-」は既存のフィルタの削除を示します。すべてのフィルタを削除する場合は、-f-* を入力します。コマンド行にコマンドを指定し、「-」を使用する場合は、2 つの円記号を前に付けるか、引用符で囲みます。 action を指定しない場合、デフォルトでは、まだ存在していなければ、このフィルタが追加されます。それ以外の場合、エラーメッセージが表示されます。 |
-h, -? |
コマンド使用構文を印刷します。 |
-i inputfile |
コマンド行ではなく、ファイルからコマンド情報を読み取ります。 |
-m [action] internal -member |
内部メンバーを追加するか削除するかを指定します。 internal-member の値は電子メールアドレスかユーザー ID です。 action の値 + は内部メンバーの既存のリストにメンバーを追加します。 - は内部メンバーの既存のリストからメンバーを削除します。コマンド行にコマンドを指定し、「-」を使用する場合は、2 つの円記号を前に付けるか、引用符で囲みます。 -m-* はすべての内部メンバーを削除します。 |
-p AM port |
Access Manager が待機する代替 TCP ポートを指定します。指定しない場合、デフォルトの AM port が使用されます。インストール時にデフォルトが設定されていない場合、ポート 80 が使用されます。 |
-s |
SSL (Secure Socket Layer) を使用して Access Manager に接続します。 |
-v |
デバッグ出力を有効にします。 |
-V |
ユーティリティーとそのバージョンに関する情報を印刷します。 |
-X AM host |
Access Manager が実行されるホストを指定します。指定しない場合、デフォルトの AM host が使用されます。インストール時にデフォルトが設定されていない場合、ローカルホストが使用されます。 |
-S mail |
メールサービスがすでに存在するかどうかを検証したあと、変更する間にグループにメールサービスを追加します。サービスが存在する場合、エラーメッセージが表示されます。 -S の値には、 mail のみ使用できます。 |
次のオプションは、-S mail オプションを指定した場合にのみ使用できます。 | |
-o owner |
グループの所有者の電子メールアドレス。所有者は配布リストを担当する個人ユーザーです。 所有者は配布リストのメンバーを追加または削除できます。 |
-E email |
グループの電子メールアドレス。 |
-H mailhost |
グループのメールホスト。デフォルトはローカルメールホストです。 |
-M external -member |
外部メンバーを追加します。 external-member の値はユーザーのメールアドレスです。 |
-r moderator |
モデレータのユーザー ID。モデレータが別のドメインに存在する場合、電子メールアドレスを入力します。 このオプションには必ず -S mail オプションを指定します。 |
ドメイン varrius.com 内のグループ testgroup から内部メンバー (jsmith) を削除するには、次のコマンドを実行します。
commadmin group modify -D chris -d varrius.com -G testgroup -n sesta.com \ -w bolton -m \\-jsmith |