Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

ハードウェア要件

Access Manager を配備する場合の最小構成は、Access Manager と Sun Java System Web Server などの Web コンテナを実行する 1 台のホストサーバーです。Directory Server が稼働するサーバーは、Access Manager と同じでも、違ってもかまいません。複数のサーバーが配備されている環境では、Access Manager インスタンスとそれに対応する Web コンテナは異なるホストサーバーにインストールされ、クライアントの要求は、ロードバランサによって各 Access Manager インスタンスに分配されます。通常、Directory Server と Access Manager は別々のサーバーにインストールされます。

パフォーマンスを最適化するために、Access Manager は 100M バイト以上の Ethernet ネットワーク上で実行してください。Access Manager と 1 つのWeb コンテナを実行する Access Manager 配備の最小構成には、1 個以上の CPU を搭載している必要がありますが、5 個以上の CPU を搭載してもプロセッサのパフォーマンスはそれほど向上しません。ホストサーバーごとに 2 〜 4 個の CPU を強くお勧めします。ソフトウェアの基本的なテストを実行するために、512M バイト以上の RAM が必要です。

実際の配備では、スレッド、Access Manager SDK、HTTP サーバー、およびほかの内部処理用に 1G バイトの RAM、基本操作およびオブジェクト割り当て領域に 2G バイトの RAM、さらに 10,000 並行セッションごとに 100M バイトの RAM が推奨されています。各 Access Manager は、並行セッションが 100,000 でキャップアウトすることが推奨されており、それ以降は、水平ロードバランスを適用する必要があります (32 ビットアプリケーションの 4G バイトメモリー制限を前提とする)。