セッションプロパティー変更通知の機能を使用した場合、特定のセッションプロパティーに変更が発生すると、Access Manager は登録されているすべてのリスナーに通知を送信します。この機能は、Access Manager コンソールで「プロパティーの変更通知を有効」属性が有効(「オン」) になっている場合に有効になります。
たとえば、シングルサインオン (SSO) 環境では、複数のアプリケーションで 1 つの Access Manager セッションを共有できます。「通知プロパティー」リストで定義された特定のセッションプロパティーに変更が発生すると、Access Manager は、登録されたすべてのリスナーに通知を送信します。
SSO に参加しているクライアントアプリケーションはすべて、通知モードに設定されていれば、セッション通知を自動的に取得します。クライアントでキャッシュされたセッションは、新しいセッション状態 (任意のセッションプロパティーの変更を含む) に基づいて自動的に更新されます。セッション通知に基づいて特定のアクションを実行しようとするアプリケーションは、SSOTokenListener インタフェースの実装を記述し、次にこの実装を SSOToken.addSSOTokenListener メソッドを通して登録することができます。詳細は、『Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 Developer’s Guide』を参照してください。
セッションプロパティー変更通知を設定するには、次の手順に従います。
amadmin として Access Manager コンソールにログインします。
「設定」タブをクリックします。
「グローバルプロパティー」で「セッション」をクリックします。
「プロパティーの変更通知を有効」を「オン」に設定します。
「通知プロパティー」リストで、プロパティーが変更されたときに通知を送信する各プロパティーを追加します。
リストへのプロパティーの追加が終了したら、「保存」をクリックします。