Sun Java Enterprise System 用語集

 

X.400

(名詞) メッセージ処理システムの標準。

X.500 標準 (X.500 standard)

(名詞) Directory Server 実装で使用する推奨情報モデル、オブジェクトクラス、および属性の概要を述べた一連の ISO/ITU-T ドキュメント。「LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)」は、X.500 標準で使用される Directory Access Protocol (DAP) の軽量バージョンです。

Xalan

(名詞) XSLT (拡張可能スタイル言語変換) の処理系バージョン。

XA プロトコル (XA protocol)

(名詞) 分散トランザクション対応のデータベース業界標準プロトコル。

XHTML (拡張可能ハイパーテキストマークアップ言語)

(XHTML (extensible hypertext markup language)) (n.) 新規要素と属性を追加することによって拡張可能な HTML 4.0 の再編版。数種類ある XHTML DTD のいずれかによって定義され、HTML の外観はあたかも XML であるかのようになります。XHTML を使ってすべてを表記しようとすると、XML の目的が損なわれてしまいます。XML は情報の内容を識別することを意図したものであって、表示する方法を指定するだけではないからです。DTD 内で XHTML を参照することもできます。それによって要素内のテキストをプレーンテキストに限定せずに <em><b> のタグを含めるといった指定なども可能になります。

XLink

(名詞) XLL 仕様の中の、ドキュメント間のリンクの指定に関係する部分。

XLL

(名詞) XML リンク言語 (XML Link Language) 仕様。XLink と XPointer とで構成されます。

XML (拡張可能マークアップ言語)

(XML (extensible markup language)) (n.) WWW コンソーシアム (W3C) によって開発された柔軟なプログラミング言語。これにより、共通の情報形式を作成でき、Web、イントラネット、その他のあらゆる場所で、形式およびデータを共有できます。このマークアップ言語を使用することによって、XML ドキュメント内のコンテンツ、データ、およびテキストの識別に必要なタグ (マークアップ) を定義することが可能になります。この言語は HTML とは異なります。HTML はインターネット上で情報を表示するために使われることの多いマークアップ言語で、主にスタイルや表示形式を指定する既定のタグが備わっています。XML ドキュメントは、スタイルシートの制御下でスタイルタグを含む言語に一度変換されてはじめて、ブラウザや他のプレゼンテーションメカニズムで表示できるようになります。XMLで使用される 2 つのタイプのスタイルシートは、「CSS」と「XSL (拡張可能スタイル言語)」です。一般に表示用には、XML から HTML へと変換されます。XML ドキュメントを生成する場合に必要に応じてタグを定義することは可能ですが、ドキュメントタイプ定義 (DTD) を使って特定のドキュメントタイプに使用可能な要素を定義できます。DTD のルールとドキュメントを比較し、ドキュメントの有効性を判定したり、特定の要素がドキュメント内のどこにあるかを確認することができます。Web サービスアプリケーションの J2EE 配備記述子は、XML では、許可された要素を定義するスキーマを使って表現されます。XML ドキュメントを処理するプログラムは SAX API または DOM API を使用します。Calendar Server は、XML と XSL を使用して Calendar Express ユーザーインタフェースを生成します。

XML 名前空間 (XML namespace)

(名詞) DTD (ドキュメントタイプ定義) で定義される一連の要素名に一意のラベルを指定することができる標準。DTD を使用するドキュメントは、要素名どうしの競合を起こさずに、ほかのドキュメントに組み込むことができます。DTD 内で定義されている要素は一意に識別されるので、たとえばパーサーは、別のドキュメントタイプ定義ではなく、使用する DTD に従って要素に割り込むタイミングを決定できます。

XML レジストリ (XML registry)

レジストリ (registry)」を参照してください。

XML スキーマ

(名詞) XML ドキュメントの構造、コンテンツ、およびセマンティクスを定義する W3C 仕様。

XPath

(名詞) XML ドキュメントの特定の箇所を識別するアドレス指定メカニズム。

XPointer

(名詞) XLL 仕様の中のドキュメントのセクションの識別に関係する部分で、セクションをリンクで参照したり、他のドキュメントに組み込めるようにします。

XSL (拡張可能スタイル言語)

(XSL (extensible style language)) (n.) HTML で使用されるカスケード型スタイルシート (CSS) に似た、XML のスタイルシートを作成するために使用する言語。XML では、コンテンツとプレゼンテーションが分離されています。XML タグは、表示方法を指示しません。XML ドキュメントは、読み取る前に書式設定する必要があります。XSL 標準を使用することにより、次の操作が可能になります。

  • アドレス指定メカニズムの指定。変換を適用する XML ドキュメントの対象箇所を識別できます。(XPath)

  • タグ変換の指定。XML データを異なるフォーマットに変換できます。(XSLT)

  • ページサイズ、マージン、フォントの高さと幅、各ページのフローオブジェクトなどの表示特性の指定。情報は、ページ内のある一区画に埋め込まれ、その区画がいっぱいになると、自動的に次のオブジェクトに流し込まれます。これにより、画像の周囲でテキストを折り返したり、記事を別のページに続けることができます。(XSL-FO)

XSL-FO

(名詞) フォントサイズ、ページレイアウト、および複数ページにまたがって情報を流し込む方法を記述するために使用する XSL のサブコンポーネント。

XSLT (拡張可能スタイル言語変換)

(XSLT (extensible style language transformation)) (n.) XML スタイルシートによって使用され、1 つの形式の XML ドキュメントを別の XML 形式に変換する言語。この変換は、多くのプラットフォームとさまざまな XML ドキュメントコーディング全体で共通のサービスを提供するので、電子商取引と e ビジネスにおいて非常に便利です。ターゲットドキュメントには、ブラウザや他のプレゼンテーションメカニズムでレンダリングされる方法を指定するプレゼンテーション関連のタグが含まれることがあります。XSLT は以前は XSL の一部であり、スタイルフローオブジェクトのタグ言語も含まれていました。

XSLTC

(名詞) XSLT (拡張可能スタイル言語変換) のコンパイル系バージョン。

Zulu 時間 (Zulu time)

(名詞) 「GMT (グリニッジ標準時)」と UTC (協定世界時) を指す軍用語。