管理エージェント (ma) は、HADB ホストで管理コマンドを実行するとともに、HADB ノードスーパーバイザープロセスが失敗した場合は再起動することによってその可用性を保証します。
本稼働配備の場合は、管理エージェントをサービスとして起動し、その可用性を保証します。この節では、管理エージェントをデフォルトの設定でサービスとして起動するための手順について簡単に説明します。
管理エージェントをテストまたは評価のためにコンソールモードで起動する手順や、その設定のカスタマイズに関する情報などの詳細については、「HADB 管理エージェントの使用法」を参照してください。
この節では、Java Enterprise System を使用している場合に、管理エージェントをデフォルトの設定でサービスとして起動する方法について説明します。
ファイル /etc/init.d/ma-initd への次のソフトリンクを作成します。
/etc/rc0.d/K20ma-initd /etc/rc1.d/K20ma-initd /etc/rc2.d/K20ma-initd /etc/rc3.d/S99ma-initd /etc/rc5.d/S99ma-initd /etc/rcS.d/K20ma-initd |
マシンを再起動します。
エージェントの自動起動および停止を解除するには、これらのリンクを削除するか、リンク名中の文字 K とS を小文字に変更します。
管理エージェントを停止してサービスから削除 (登録解除) するには、次のコマンドを使用します。HADB_install_dir\bin\ma -r
シェルで、カレントディレクトリを HADB_install_dir /bin に変更します。
シェルスクリプト ma-initd を編集します。
スクリプト内の HADB_ROOT と HADB_MA_CFG のデフォルト値を、実際のインストールを反映するように置き換えます。
HADB_ROOT は HADB インストールディレクトリ HADB_install_dir です。
HADB_MA_CFG は管理エージェント設定ファイルのある場所です。詳細については、「管理エージェント設定のカスタマイズ」を参照してください。
ma-initd をディレクトリ /etc/init.d にコピーします。
ファイル /etc/init.d/ma-initd への次のソフトリンクを作成します。
/etc/rc0.d/K20ma-initd /etc/rc1.d/K20ma-initd /etc/rc2.d/K20ma-initd /etc/rc3.d/S99ma-initd /etc/rc5.d/S99ma-initd /etc/rcS.d/K20ma-initd |
コマンドウィンドウを開きます。
次のコマンドを入力します。HADB_install_dir\bin\ma -i ma.cfg
これで、プロセスが失敗するか、またはマシンが再起動した場合は、管理エージェントが自動的に再起動されます。
管理エージェントを停止してサービスから削除 (登録解除) するには、次のコマンドを使用します。HADB_install_dir\bin\ma -r ma.cfg