Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 高可用性 (HA) 管理ガイド

HTTP ロードバランサ設定の作成

asadmin コマンドの create-http-lb-config を使用して、ロードバランサ設定を作成します。パラメータについては、「HTTP ロードバランサ設定の作成」で説明されています。詳細については、create-http-lb-configdelete-http-lb-config、および list-http-lb-configs のドキュメントを参照してください。

表 4–1 ロードバランサ設定のパラメータ

パラメータ 

説明 

応答タイムアウト 

サーバーインスタンスが応答を返すまでの秒単位のタイムアウト。タイムアウト時間内に応答が着信しない場合、サーバーが正常でないと判断されます。デフォルトは 60 です。 

HTTPS ルーティング

ロードバランサに対する HTTPS 要求の結果が、サーバーインスタンスに対する HTTPS または HTTP 要求となるかどうかを指定します。詳細については、「HTTPS ルーティングの設定」を参照してください。

再読み込み間隔 

ロードバランサ設定ファイル loadbalancer.xml に対する変更をチェックする間隔。チェックによって変更が検出されると、設定ファイルが再読み込みされます。この値が 0 の場合は、再読み込みが無効になります。詳細については、「動的再設定の有効化」を参照してください。

監視 

ロードバランサで監視が有効かどうかを指定します。 

ルート Cookie

ロードバランサプラグインがルート情報を記録するために使用する Cookie の名前を指定します。HTTP クライアントは Cookie をサポートする必要があります。Cookie を格納する前にブラウザが確認してくるように設定すると、Cookie の名前は「JROUTE」となります。 

ターゲット 

ロードバランサ設定のターゲットを指定します。ターゲットを指定すると、設定に参照を追加した場合と同じ結果になります。ターゲットは、クラスタまたはスタンドアロンインスタンスです。