Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (BEA WebLogic 6 と WebLogic 7 Plug-In 2.0)

ProcedureWebLogic クラスタを作成する

WebLogic サーバークラスタは複数の WebLogic サーバーインスタンスから構成されています。これらのサーバーインスタンスが同時に実行し、連係動作することで拡張性と信頼性が向上しています。クライアントから見ると、1 つのクラスタが単一の WebLogic サーバーインスタンスのように見えます。クラスタを構成するサーバーインスタンスは、同一マシン上で実行したり、複数のマシンに配置することができます。クラスタ内の各サーバーインスタンスは、同じバージョンの WebLogic サーバーを使用する必要があります。


注 –

Sun N1 Service Provisioning System 環境では、クラスタを作成してから、そのクラスタ内に配置する管理対象サーバーを作成する必要があります。変数リストの引数のうちクラスタホスト名は、管理対象サーバーを作成する際には省略可能な引数の 1 つです。このクラスタホスト名は、管理対象サーバーのインストール時にそのサーバーに対する依存関係を作成するために使用されるものです。管理対象サーバーをクラスタよりも先に作成した場合にはクラスタホストは存在せず、依存関係の作成は失敗します。


  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebLogic」をクリックします。

  2. 「WebLogic Common Tasks」ページで、「Manage Clusters」をクリックします。

  3. WebLogic クラスタコンポーネントの「Components Details」ページで、「default:install」の隣にある「Run action」をクリックします。

  4. このクラスタの変数を設定するには、ウィンドウの「Plan Parameters」セクションにある「Select from List」をクリックします。

    • デフォルト値とは異なる値を持つ新しい変数設定セットを作成するには、「Create Set」をクリックします。

      「Select Variable Setting From List」ウィンドウが表示されます。

      1. テーブルの最上部にあるテキストフィールドに、新しい変数設定セットの名前を入力します。

      2. クラスタの名前を指定するには、「targetName」の隣にあるボックスをクリックし、フィールド内にクラスタ名を入力します。

      3. コンポーネント変数の値を更新したあと、「Save」をクリックします。

        テーブル内に新しい変数設定が表示されます。

      4. 「Select」をクリックします。

    • 別のコンポーネントの変数設定を使用するには、「Import Set」をクリックします。

      「Import Variable Settings」ウィンドウが表示されます。

      1. 必要に応じ、インポートする変数設定がなされているコンポーネントが入ったフォルダに移動します。

      2. コンポーネントのバージョンを選択します。


        注 –

        変数設定は、コンポーネントのバージョンごとに異なってもかまいません。


      3. 「Import Variable Settings」をクリックします。

        インポートされた変数設定がテーブル内に表示されます。

      4. 「Select」をクリックします。

  5. クラスタを定義するターゲット WebLogic Admin Server を選択します。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  7. 説明に従ってクラスタに含めるサーバーインスタンスを作成します。