存在する WebLogic 管理サーバーごとに、複数のサーバーインスタンスを実行できます。この作業では、WebLogic サーバーインスタンスの作成、起動、および停止の方法について説明します。
Sun N1 Service Provisioning System の外部で WebLogic アプリケーションを管理することは避けてください。プロビジョニングソフトウェアを使用する場合、プロビジョニングソフトウェアのみを使用して WebLogic アプリケーションを管理する必要があります。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebLogic」をクリックします。
「WebLogic Common Tasks」ページで、「Manage Server Instances」をクリックします。
管理対象のサーバーインスタンスを作成するには、「Default: Install in the Components Procedures list」の隣にある「Run action」をクリックします。
この管理対象サーバーに適用する変数セットを選択するには、ウィンドウの「Plan Parameters」セクションにある「Select from List」をクリックします。
デフォルト値とは異なる値を持つ新しい変数設定セットを作成するには、「Create Set」をクリックします。
「Select Variable Setting From List」ウィンドウが表示されます。
テーブルの最上部にあるテキストフィールドに、新しい変数設定セットの名前を入力します。
この管理対象のサーバーインスタンスが実行される WebLogic Admin Server の名前を指定するには、「adminServerHostName」の隣にあるボックスをクリックし、フィールド内に名前を入力します。これは、既存の WebLogic Admin Server 名でなければなりません。
管理対象サーバーインスタンスの名前を指定するには、「targetName」の隣にあるボックスをクリックし、フィールド内に名前を入力します。
この名前は、targetRefName 内で管理対象サーバーインスタンスの実際の名前を作成するために使用されます。
管理対象サーバーインスタンスのフルネームを指定するには、「targetRefName」の隣にあるボックスをクリックし、フィールド内に名前を入力します。
デフォルトでは、ホスト名、ホストのタイプ (“server” など)、先の手順で指定した targetName の順に並んだものが targetRefName となります。
管理対象サーバーインスタンスのインストール先となるパスを指定するには、「installPath」の隣にあるボックスをクリックし、完全パス名を指定します。
デフォルトでは、ホストのタイプに基づいて installPath が生成され、そのあとに adminServerHostName またはターゲットとなることのできるその他のコンポーネントのドメイン名が続き、さらに targetName が続きます。
installPath 変数の値は、/opt や c:mydir などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。 たとえば、Windows リモートエージェントで installPath 変数を c/mydir に設定し、デフォルトのリモートエージェントディレクトリ c:\Program Files\N1 Service Provisioning System\agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは c:\Program Files\N1 Service Provisioning System\agent\c\mydir に配備されます。
この管理対象サーバーをクラスタに含める場合は、clusterHostName を指定します。
管理対象サーバーは、このクラスタの存在に依存します。クラスタがまだ存在しない場合は、まずクラスタを作成し、そのあと管理対象サーバーインスタンスの作成に戻る必要があります。
WebLogic 起動スクリプトの完全パスを指定します。
適切なスクリプトが存在しないと、WebLogic サーバーインスタンスを起動することはできません。必要に応じて、デフォルトの WebLogic 起動スクリプトを変更してください。具体的には、次に示す変数の値を必ず指定する必要があります。
SERVER_NAME=server_name — WebLogic 管理サーバーの名前。managed2 など。
ADMIN_URL=URL_for_server — WebLogic サーバーの URL。http://myplace.domain.me.com:7001/ など。
WLS_USER=${1} — WebLogic サーバーに使用するユーザー名。${1} という表記は、スクリプトの呼び出し時にユーザーが提供する最初の引数を WebLogic ユーザー名に設定することを意味します。このように指定すると、サーバーの起動時にユーザー名の入力を求めるプロンプトが表示されなくなります。
WLS_PW=${2} — WebLogic ユーザー名のパスワード。${2} という表記は、スクリプトの呼び出し時に 2 つめの引数としてユーザーが指定するパスワードを WebLogic パスワードに設定することを意味します。このように指定すると、サーバーの起動時にパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されなくなります。
起動スクリプトにこれらの変更を加える場合は、スクリプト内の古い情報を必ず削除してください。古い情報が残っていると、ユーザーが定義する値は無効になります。また、スクリプトはバックグラウンドで実行されるように設定し、スクリプトの入出力ストリームはリダイレクトしてください。
コンポーネント変数の値を更新したあと、「Save」をクリックします。
テーブル内に新しい変数設定が表示されます。
「Select」をクリックします。
管理対象サーバーインスタンスの「Components Details」ページに戻ります。
別のコンポーネントの変数設定を使用するには、「Import Set」をクリックします。
「Import Variable Settings」ウィンドウが表示されます。
管理対象サーバーインスタンスの「Components Details」ページで、この管理対象サーバーインスタンスを実行するターゲットホストを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
WebLogic 管理対象サーバーインスタンスを起動するには、管理対象サーバーインスタンスの「Components Details」ページにある「Component Procedures」リストの「Start」の隣にある「Run action」をクリックします。
WebLogic 管理対象サーバーインスタンスを停止するには、管理対象サーバーインスタンスの「Components Details」ページにある「Component Procedures」リストの「Stop」の隣にある「Run action」をクリックします。