Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (Linux Plug-In 2.0)

第 3 章 Linux プラグインのインストールと構成

この章では、次の項目について説明します。

Linux プラグインの入手

Linux プラグインを入手する手順は 2 段階に分かれます。はじめに Linux プラグイン JAR ファイルが含まれたパッケージファイルをシステムに追加する必要があります。そのあとに Linux プラグイン JAR ファイルをインポートします。

Linux プラグインは、N1 Service Provisioning System ソフトウェアに対するプラグインとしてパッケージ化されています。Linux プラグイン用のプラグインファイルは、N1 Service Provisioning System 5.2 DVD または Sun Download Center から入手できます。

パッケージファイルをシステムに追加すると、 Linux プラグインは 2 種類の JAR ファイルからインポートできます。状況に応じて、適切なファイルを選択してください。

  1. JAR ファイルを含むファイルを追加します。

  2. JAR ファイルをインポートします。- 「N1 Service Provisioning System への Linux プラグインのインポート」

Solaris への Linux プラグインの追加

Linux プラグインは、SUNWspslnx パッケージに含まれています。

ProcedureSolaris 用の Linux プラグインパッケージを追加する

  1. 端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。

  2. プラグインパッケージを含むディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力し、Return キーを押します。

    # pkgadd -d package_directory SUNWspslnx

    スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.linux/ ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.linux/Upgrade ディレクトリにあります。

Linux への Linux プラグインの追加

Linux プラグインは、sun-spslnx-2.0-1.noarch.rpm ファイルに含まれています。

ProcedureLinux 用の Linux プラグインパッケージを追加する

  1. 端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。

  2. sun-spslnx-2.0-1.noarch.rpm ファイルを含むディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力し、Return キーを押します。

    # rpm -i package_directorysun-spslnx-2.0-1.noarch.rpm

    スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.linux ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.linux/Upgrade ディレクトリにあります。

Windows への Linux プラグインの追加

Linux プラグインは sun-spslnx-2.0.msi Microsoft Installer (MSI) パッケージファイルに含まれています。

ProcedureWindows 用の Linux プラグイン MSI ファイルを追加する

  1. linux.msi ファイルを含むディレクトリに移動します。

  2. sun-spslnx-2.0.msi ファイルをダブルクリックします。

    インストーラの GUI が起動されます。JAR ファイルは、c:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.linux ディレクトリにコピーされます。アップグレード用 JAR ファイルは c:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.linux\Upgrade ディレクトリにあります。

N1 Service Provisioning System への Linux プラグインのインポート

ある特定のプラグインを N1 Service Provisioning System 製品に認識させるには、そのプラグインをインポートする必要があります。プラグインをインポートするには、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」で詳しく説明されている手順に従います。

Procedureブラウザインタフェースを使用して Linux プラグインをインポートする

プラグインをインポートまたはアップグレードするには、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」で詳しく説明されている手順に従います。

  1. ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。

  2. 「Plug-ins」ページの「Action」列で、「Import」をクリックします。

  3. JAR ファイルの場所に移動します。

    • Linux プラグインをはじめてインポートする場合は、com.sun.linux_2.0.jar ファイルを選択します。

    • 旧バージョンの Linux プラグインがすでにインポートされている場合は、com.sun.linux_1.1_2.0.jar ファイルを選択します。

  4. 「Continue to Import」ボタンをクリックします。

    インポートが正常に終了すると、プラグインの詳細ページが開いて、そのプラグインが提供するオブジェクトが表示されます。

ProcedureCLI を使用して Linux プラグインをインポートする

コマンド行を使用して、プラグインをインポートすることもできます。

    CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。


    % cr_cli -cmd plg.p.add -path plugin-filename -u username -p password
    
    • Linux プラグインをはじめてインポートする場合は、plugin-filenamecom.sun.linux_2.0.jar になります。

    • 旧バージョンの Linux プラグインがすでにインポートされている場合は、plugin-filename com.sun.linux_1.1_2.0.jar になります。

環境に応じたソリューションのカスタマイズ

/com/sun/linux フォルダに対しては、アクセス許可は何も与えないでください。

Linux プラグインへのパッチの適用

Linux プラグインに適用可能なパッチは、SunSolve サイトを確認します。パッチを適用するには、パッチの README ファイルの手順に従います。