Oracle Directory Server Enterprise Edition 向け Oracle Fusion Middleware リリースノート

第 2 章 互換性について

この章では、Directory Server Enterprise Edition コンポーネント製品から削除されたか、または非推奨となった機能について説明します。また、Directory Server Enterprise Edition コンポーネント製品の機能のうち、削除される可能性がある機能と非推奨となる可能性がある機能についても説明します。

この章では、次のトピックについて説明します。

インタフェースの安定性の度合いについては、『『Oracle Fusion Middleware Man Page Reference for Oracle Directory Server Enterprise Edition 』』において、マニュアルページのエントリごとに示されています。

プラットフォームのサポート

Directory Server Enterprise Edition 11g Release 1 (11.1.1) では、次のプラットフォームのサポートが削除されました。

Solaris 用のネイティブパッケージインストールは引き続きサポートされます。

サポートされなくなったプラットフォームに Directory Server Enterprise Edition をインストールしている場合は、お使いのオペレーティングシステムを次の表に概要が示されているバージョンにアップグレードしてください。

以前のオペレーティングシステムのバージョン 

Directory Server Enterprise Edition 11g Release 1 (11.1.1) のインストールに必要な最小のオペレーティングシステムバージョン

Red Hat Enterprise Linux 3 (x86) 

Red Hat Enterprise Linux 4 (x86) 

Red Hat Enterprise Linux 3 (x64) 

Red Hat Enterprise Linux 4 (x64) または Oracle Enterprise Linux 4 (x64) 

SUSE Linux Enterprise Server 9 (32 ビット) 

SUSE Linux Enterprise Server 10 (32 ビット) 

SUSE Linux Enterprise Server 9 (x64) 

SUSE Linux Enterprise Server 10 (x64) 

Microsoft Windows 2000 Server 

Microsoft Windows Server 2003 R2 

Microsoft Windows 2008 Server 

Microsoft Windows Server 2008 R2 

Hewlett Packard HP-UX 11.11 

Hewlett Packard HP-UX 11.23 

このリリースでは、次の新しいプラットフォームがサポートされています。

サポートされているすべてのオペレーティングシステムの詳細については、「「オペレーティングシステムの要件」」を参照してください。

システム仮想化サポート

システム仮想化は、共有ハードウェア上で複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを個別に動作させるためのテクノロジです。機能的には、仮想化環境で動作する OS に配備されるソフトウェアは、ベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しないのが一般的です。代表的なシステム仮想化環境および OS を組み合わせていくつかのテストが実施されています。テストの目的は、適切にサイジングおよび設定された仮想化環境上で、仮想化されていないシステム上での動作と同様に製品が正常な動作を継続することの検証です。

このリリースでは、Oracle VM テクノロジで動作する OS がすでに Directory Server Enterprise Edition 11g Release 1 (11.1.1) ソフトウェアでネイティブでサポートされている場合、その OS はサポートされます。OS およびハードウェアのすべての組み合わせが認定されているわけではありません。サポートは、ベースとなる Oracle VM テクノロジ実装に依存します。Oracle VM テクノロジでの Directory Server Enterprise Edition 11g Release 1 (11.1.1) ソフトウェアの本稼働配備については、広範囲なテストは行われていません。

このリリースの Directory Server Enterprise Edition でサポートされているハードウェアプラットフォームについては、「ハードウェア要件」を参照してください。

このリリースの Directory Server Enterprise Edition でサポートされているオペレーティングシステムと OS バージョンについては、「オペレーティングシステムの要件」を参照してください。

Directory Server Enterprise Edition 11g Release 1 (11.1.1) は、Solaris 10 Update 5 の SPARC プラットフォームで論理ドメイン (LDoms) をサポートしています。LDoms の詳細については、『Logical Domains (LDoms) 1.0.1 Administration Guide 』を参照してください。


注 –

Identity Synchronization for Windows を仮想化環境にインストールすることはできません。


ソフトウェアのサポート

削除されたソフトウェアコンポーネント

次の Directory Server Enterprise Edition コンポーネントは提供されなくなりました。

Directory Service Control Center の変更点

この節では、Directory Service Control Center (DSCC) の動作の変更点を説明します。

互換性についての注意事項

この節では、このリリースで削除されたか、または非推奨となった機能の一覧を示し、次のリリースで削除される機能やコマンドを取り上げます。