Oracle Directory Server Enterprise Edition 向け Oracle Fusion Middleware リリースノート

Directory Proxy Server の制限事項

この節では、製品の制限事項の一覧を示します。

ファイルアクセス権を手作業で変更した場合の問題点

インストール済みの Directory Server Enterprise Edition 製品ファイルのアクセス権を変更すると、場合によってはソフトウェアが正常に動作しなくなる可能性があります。製品ドキュメントの指示に従う場合、または Oracle サポートの指示に従う場合のみ、ファイルのアクセス権を変更してください。

この制限事項に対処するには、適切なユーザーアクセス権およびグループアクセス権を持つユーザーとして製品のインストールおよびサーバーインスタンスの作成を行います。

自己署名サーバー証明書を更新できない

自己署名サーバー証明書を作成するときは必ず、その証明書を更新する必要がないように、十分な長さの有効期限を指定するようにしてください。

Directory Proxy Server は、結合データビューの書き込み操作で原子性を保証しない

原子性を保証するには、書き込み操作に結合データビューを使用しないでください。結合データビューで書き込み操作を行う場合は、外部メカニズムを使用して不一致を防止または検出してください。Directory Proxy Server エラーログを監視すると、不一致を監視できます。

マニュアルページのデフォルト値が不正

log-buffer-size (5dpconf) マニュアルページに、アクセスログバッファーの誤ったデフォルトサイズが表示されています。アクセスログのデフォルトバッファーサイズは 1M です。

パターンマッチング配布アルゴリズムのマニュアルページには、それぞれのプロパティーが単一値として誤って表示されています。これらのプロパティーは複数値です。

Oracle が JDBC ソースの場合、ldapsearch コマンドが空の値を持つ属性を返さない

Oracle は空の文字列を null として処理します。空の文字列と null はいずれも LDAP エントリとして有効な値ですが、Oracle で両者を区別することはできません。この問題は、「「Bugs Fixed in This Release」」に記載されているとおり、問題 6766175 の別の JDBC ソースのために修正されました。