Oracle Directory Server Enterprise Edition 向け Oracle Fusion Middleware リリースノート

第 5 章 Directory Proxy Server の修正されたバグと既知の問題点

この章では、Directory Proxy Server のリリース時点で判明している、製品固有の重要な情報を示します。

この章では、次の内容について説明します。

Bugs Fixed in This Release

この節では、Directory Proxy Server 7.0 および Directory Proxy Server 11g Release 1 (11.1.1) で修正されたバグの一覧を示します。

バグ ID 

説明 

6351249 

dpcfg コマンドで処理されるプロパティーの値が検証されません。

6417166 

ディレクトリサーバーはリソース制限ポリシーの minimum-search-filter-substring-length プロパティーに従いません。

6446600 

ディレクトリサーバーが LDAP ソースからの ACI 通知の変更を処理しない場合があります。 

6468142 

仮想ビューと LDIF とで、属性名が異なって保存されます。 

6468198 

ディレクトリサーバーは、値セットのない仮想属性にデフォルトの値を適用するべきです。 

6468593  

すべての監視要素は、statusDescription プロパティーの値セットを持つべきです。

6468694  

エントリが存在しない場合、検索操作が完全な情報を返しません。 

6469976  

dpadm split-ldif コマンドは、スキップされたエントリ数など、より多くの統計情報を提供するべきです。

6475156  

一部のプロパティーでは、変更を有効にするためにディレクトリサーバーを再起動する必要があるにもかかわらず、dpcfg コマンドがプロパティーの値を変更し、is-restart-required を false に設定します。

6489771  

接続ハンドラが匿名バインドを誤ってバインドします。 

6491133  

複数バイトの証明書属性が正しく処理されません。 

6491845  

DSCC は「Controls Allowed Through Proxy」のデフォルト値を表示しません。 

6492447  

dpconf コマンドは、scriptable-alerts-command 属性を設定できるべきではありません。

6495493 

SUNWdsee7-config の位置を変更した場合、dpadm コマンドは SUNWdsee7-config がインストールされていないというメッセージを記録します。

6520362  

dpconf get-jdbc-data-source-prop および set-jdbc-data-source-prop コマンドは、接続番号プロパティーをサポートするべきです。

6527010 

Directory Proxy Server は、テーブル間の多対多 (N:N) の関係を意味する JDBC 属性を JDBC データベースに書き込むことができません。 

6527837  

プロキシサーバーは LDAP サーバーに対してより少ない初期接続を開くべきです。 

6536823  

プロキシサーバーがクライアント接続を頻繁に閉じすぎます。 

6537654  

プロキシサーバーは JDBC バックエンドへの新規接続を頻繁に開きすぎます。 

6539650  

Linux インストールで、プロキシサーバーが複数バイト DN を作成できません。 

6547755  

DSCC が複数バイトの証明書名を正しく作成しません。 

6550554 

zh_cn/ja ロケールで、DSCC は複数バイトのプロキシサーバーインスタンスを作成できません。

6554232 

プロキシサーバーは、結合データビューでアスタリスク文字 (*) を使って属性の完全なリストを取得できません。

6561139 

プロキシサーバーは、SQL 例外のあとで JDBC トランザクションをロールバックできません。 

6562213 

仮想グループを使用する場合、プロキシサーバーは誤った操作番号を記録する場合があります。 

6562601 

DSCC は証明書のプロパティーを表示しません。 

6567644 

プロキシサーバーは誤った要求をデータベースに送信します。 

6573259 

結合ビューで ldapsearch コマンドが失敗した場合、そのエラー出力に内部的にマップされた DN が返されます。

6573264 

ベース DN が JDBC ソース内に存在しない場合、ldapsearch コマンドはエラー 32 を返すべきです。

6590816 

LDAP リスナーで connectionIdleTimeOutInSec プロパティーを設定すると DSCC が失敗します。

6592394 

Windows インストールで、dpadm create コマンドが不正な DN を受け入れます。

6594076 

DN が LDAP データビューにマップされている場合、変更操作が失敗します。 

6596223 

誤った filter-join-rule により、SQL エラーが LDAP 結果内に返されます。 

6596876 

connectionIdleTimeOutInSec 属性の値は、ミリ秒単位ではなく秒単位であるべきです。

6597598 

変更操作中に null ポインタ例外が発生する場合があります。 

6597608 

LDAP トランザクションが部分的にしか成功しない場合があります。 

6599118 

文字列以外の列を文字列の値で変更すると、SQL エラーメッセージが返されます。 

6599722 

プロキシサーバーが誤った値を格納する場合があります。 

6616197 

filter-join-rule の属性が数値以外の場合、二次表に対する書き込み操作が失敗します。

6616898 

objectclass 属性を二次データビューに格納できません。

6618968 

1 つのエントリが二次ビューから返された場合、結合ビューの最適化は実行されるべきではありません。 

6622852 

DN 上の def-value の仮想変換が期待どおりに動作しません。

6630730 

FailoverLoadBalancingAlgorithm.getSearchConnection で null ポインタ例外が発生します。

6637173 

要求された二次属性にアクセス権が存在しない場合、エントリの DN が返されません。 

6637608 

負荷の高い状態で、ArrayIndexOutOfBoundsException および NegativeArraySizeException エラーが発生する場合があります。

6638374 

エントリの UID 属性に大文字が含まれている場合、そのエントリを結合ビューから追加できません。  

6639044 

単一行の表にマップされた値のない属性を変更および削除しようとすると、不正なリターンコードが返されます。 

6639635 

単一行の表にマップされていない値に対する変更および置き換え操作が失敗します。 

6640879 

検索ベースに attr-name-mapping のソースを使用している場合、プロキシサーバーはエラー 32 を返すべきです。

6640884 

プロキシサーバーは、attr-name-mapping のソースを意味する検索を、ディレクトリサーバーのバックエンドに転送するべきではありません。

6641888 

検索操作が、viewable-attr に存在しない属性を含むエントリを返します。

6641925 

結合ビューからの追加操作によって、二次 JDBC データソースにエントリが常に作成されます。 

6642559 

書き込み仮想変換が正しく動作しない場合があります。 

6642578 

エントリを変更する場合、書き込み仮想変換が期待どおりに動作しません。 

6642686 

属性に複数の値がある場合、remove-attr-value 読み込み仮想変換が正しく動作しません。

6643121 

外部キーが VARCHAR の場合、ldapmodify コマンドが失敗します。

6643181 

文字列属性が長すぎる場合に、JDBC データソースで問題が発生する場合があります。 

6643701 

maxOperationPerInterval および operationRateCheckInterval プロパティーが期待どおりに動作しません。

6646107 

列サイズより長い値を使用している場合に、ADD 操作が失敗する場合があります。 

6648665 

接続でいずれの操作も実行されていない場合、max-client-connections プロパティーが動作しません。

6649071 

翻訳された GUI テキストを統一するべきです。 

6651837 

ユーザー DN が正しく正規化されないため、ACI が失敗します。 

6652476 

objectclass:top またはネーミング属性が存在しない場合、スキーマ検査を有効にすると追加操作が失敗する場合があります。

6653253 

FailoverLoadBalancingAlgorithm の競合状態が原因で、プロキシサーバーが失敗する場合があります。

6653453 

プロキシサーバーを介したディレクトリサーバーへの SSL を使用した持続検索が、期待したデータを返すことができません。 

6654625 

ガベージコレクションの実行がトリガーされた場合、既存の接続が解除されます。 

6656324 

プロキシサーバーは、ADD 操作で DN 値を常に小文字に変換します。 

6659381 

JDK 1.6 を使用した高負荷の検索で、プロキシサーバー JVM が失敗します。 

6661001 

拒否操作がバックエンドサーバーに転送されます。 

6661375 

ソケットが CLOSE_WAIT 状態のまま変わらない場合があります。

6661474 

プロキシサーバーは接続プールの接続番号を誤って計算する場合があります。 

6661981 

source-attrclient-attr の部分文字列である場合、attr-name-mappings プロパティーを設定できません。

6663112 

Linux 64 ビットインストールでは、プロキシサーバーを 32 ビットモードで起動できません。 

6665983 

オブジェクトクラスの一部ではない属性の変更操作が正常に動作しません。 

6670752 

プロキシサーバーが次の例外をスローする場合があります: java.io.IOException: Timeout when waiting to read from input stream

6671579 

仮想化が、検索フィルタ内で仮想的にマップされたベースの解決に失敗します。 

6676073 

属性の誤った処理が原因で、結合データビューの変更操作が誤って経路指定される場合があります。 

6676076 

結合データビューの変更操作で null ポインタ例外が発生する場合があります。 

6678386 

バインドが最大数に達すると、バインド接続が解放されず、それ以降のバインドが実行できません。 

6680717 

結合ビューで join-rule を省略すると、StringIndexOutOfBoundsException が発生する場合があります。

6681502 

メモリー監視がデフォルトで無効になっています。 

6681932 

remove-attr-value 書き込み仮想変換が正常に動作しません。

6682004 

書き込み remove-attr-value 仮想変換のルールは view-attribute-value に設定されるべきです。

6686099 

ACI が LDAP に格納されていて、その LDAP ソースが利用できない場合にサーバー例外が発生します。 

6688180 

cn-monitor の下でエントリが重複し、numDroppedOperations および receivedOperations に誤った値が格納されます。

6688187 

時間分解能の属性がサーバーを再起動するまで有効になりません。 

6689377 

デフォルトの参照ポリシーが discard に設定されています。

6689466 

dpconf コマンドが cert-search-bind-dn および cert-search-bind-pwd プロパティーにアクセスしません。

6689577 

ssl-policy がデータソースの client に設定されている場合、クライアントがプロキシサーバーに平文で接続できません。

6691341 

average-traffic-sampling-interval を使用した監視が正常に動作しません。

6692090 

operationPerIntervalLastAverage プロパティーが 1 秒ごとの操作に指定されているのに対し、operationPerIntervalPeak プロパティーが間隔ごとの操作に指定されています。

6692627 

LDAP ブラウザを使用している場合、検索フィルタのデコード中にエラーが発生する場合があります。 

6692693 

プロキシサーバーは、max-op-count-per-interval を正しく使用しません。

6697494 

エントリが存在しない場合、共有属性を結合ビューから削除できません。 

6702095 

jdbc-attr が既存のオブジェクトクラスの表に追加された場合、そのメタデータが動的に取得されません。

6702169 

エントリがデータビューのベース DN から 1 レベル下にない場合、DN の属性値マッピングが正しく動作しません。 

6706567 

一次ビューベースと二次ビューベースが異なる場合、DN 結合ルールを使用した結合の最適化が正しく動作しません。 

6707006 

フィルタ結合ルールが結合データビューで正しく処理されません。 

6707110 

検索フィルタに jdbc-object-class の一部ではない属性が含まれている場合、検索操作が失敗します。

6711054 

プロキシサーバーが SQL Server の SQL タイプ smalldatetime をサポートしていません。

6711320 

存在しない cn=monitor 子エントリに対する 1 レベル範囲の検索が誤った検索結果を返します。

6713382 

DN 正規化が、属性値にあるシーケンス \dd または %dd の変換に失敗します。

6714425 

ldapsearch コマンドが引用符で囲まれたアスタリスクを正しく処理しません。

6714448 

ldapsearch コマンドは、整数検索で数値以外の文字を誤って処理する場合があります。

6714856 

結合データビューで例外が発生する場合があります。 

6717836 

複数行の主表にある属性を置き換えると、その表にある別の属性を null に設定する場合があります。 

6717943 

プロパティーのデフォルトのサイズ制限が誤って設定されます。 

6720614 

プロキシサーバーが起動した際にエラーメッセージが表示されます。 

6721702 

主表が単一行の表ではない場合、JDBC 検索が失敗する場合があります。 

6723858 

プロキシサーバーは、バックエンドディレクトリサーバーの requires-bind-password の設定を無視します。

6724559 

プロキシサーバーは、許可されないコントロールを含んだ要求をフィルタするべきです。 

6727763 

複数行の主表にある属性を削除すると、一致するエントリが削除されます。 

6728378 

DN/オブジェクトクラスルールが指定されていない場合、追加操作中に結合データビューで null ポインタ例外が発生する場合があります。 

6728746 

プロキシサーバーは、複数のオブジェクトクラスを含むエントリを JDBC ソースに追加できません。 

6730825 

属性の非表示ルールがルール内のフィルタ属性を返しません。 

6731666 

プロキシサーバーはデータビューの process-bind 属性値を無視します。

6734365 

属性マッピングが、別のデータビューを使用することで消去されません。 

6734438 

電子メール通知を設定していてメール転送エージェントが利用できない場合、プロキシサーバーが起動時に失敗します。 

6734559 

仮想属性に依存している場合、仮想 DN マッピングが失敗します。 

6734722 

バックエンド接続が CLOSE_WAIT 状態のまま変わりません。

6735304 

null 値を持つ属性を非表示にできません。 

6736621 

変換に失敗すると、バインド DN が拒否されます。 

6737084 

DN が誤ってマッピングされる場合があります。 

6739414 

プロキシサーバーが属性名の大文字小文字を変更します。 

6739456 

グループは、設定ファイルおよびログファイルにアクセスできるべきです。 

6739974 

プロキシサーバーは、属性名マッピングを小文字のみで返します。 

6741401 

外部キーが複数行の主表に格納されている場合、ldapmodify add 操作が失敗します。

6741403 

SELECT 文の中の不正な結合が原因で、ldapsearch コマンドが失敗する場合があります。

6741410 

既存の値が属性に追加された場合、TYPE_OR_VALUE_ALREADY_EXISTS メッセージが返されるべきです。

6742935 

複数値属性に対して削除操作を実行した場合、NO_SUCH_ATTRIBUTE メッセージが返されるべきです。

6743357 

検索フィルタ内に属性フィルタと複数の条件を持つ検索操作によって、エラー 1 が返されます。 

6748387 

操作によって状態が変更された場合、プロキシサーバーはメッセージを記録するべきです。 

6750354 

プロキシサーバーは 2048 ビットの keylength を持つ証明書の要求をサポートするべきです。

6751692 

MaxTenuringThreshold Java 引数を使用している場合、dpadm start コマンドが失敗します。

6752963 

例外メッセージが誤って記録される場合があります。 

6754091 

filter-join-rule のある結合ビュー操作によって StringIndexOutOfBoundsException が返されます。

6757759 

不正な JVM メモリー状態が原因で、プロキシサーバーが失敗する場合があります。 

6758244 

JDBC ソースに対して、ベーススコープや glue エントリに対する DN フィルタを使用した検索操作は、すべての属性を返すべきではありません。 

6758812 

enabled-admin-alert プロパティーは none の値を受け入れるべきで、all の値を受け入れるべきではありません。

6759391 

cn=monitor のインスタンスパスは正規化されるべきです。

6760526 

dppadm start コマンドによって DPS.pid ファイルが生成されるべきです。

6760951 

設定スキーマにディレクトリ設定スキーマとの矛盾が含まれています。 

6761017 

ワークスレッドのデッドロックが発生する場合があります。 

6761032 

searchMode プロパティーが誤って定義されます。

6761875 

CPU 使用率が高くなる場合があり、その結果プロキシサーバーの再起動が必要になります。 

6764073 

プロキシ承認を使用するよう設定した場合、プロキシサーバーが失敗する場合があります。 

6766175 

ldapsearch コマンドによって、JDBC ソースから空の値を持つ属性が返されません。

6767244 

結合ビューを使用している場合、プロキシサーバーが二次ビューのバインドに失敗します。 

6767776 

プロキシサーバーがルート DSE に対して DN マッピングを使用できません。 

6768924 

プロキシサーバーが仮想変換中の分割されたマクロをマクロとして認識しません。 

6778090 

結合ビューの仮想属性に対して、比較操作が正常に動作しません。 

6778091 

結合ビューの二次属性に対して、比較操作が正常に動作しません。 

6782659 

ソケットが作成されたとき、SO_KEEPALIVE オプションが設定されません。

6784464 

dpconf コマンドは useTcpKeepAlive 属性をサポートするべきです。

6794720 

JDBC ソースからのデータビューに対する 1 レベル検索が予期しないエラーを返します。 

6795597 

一次ビューの候補リストが大きい場合、結合データビューに対する検索パフォーマンスが低下します。 

6797952 

DN マッピングが期待どおりに動作しません。 

6801024 

起動時の警告メッセージには、警告の原因についてのより詳細な情報が表示されるべきです。 

6802371 

acceptBacklog プロパティーがチャネルベースのリスナーの場合に無視されます。

6807446 

結合ビューが大文字小文字を区別する属性値を 2 度返すことがあります。 

6808701 

バックエンド接続のハートビート停止の送信頻度が不十分です。 

6808704 

バインドされたバックエンド接続のハートビート停止が送信されません。 

6808706 

前回のサーバーアクティビティーが原因で、バックエンドサーバーの確認が十分な頻度で実施されない場合があります。 

6809099 

プロキシサーバーの cn=monitor ブランチの ldapsearch クエリーで、一貫性のない結果が生成されます。

6813566 

monitoring-interval および monitoring-bind-timeout に対する変更を有効にするため、プロキシサーバーを再起動する必要があります。

6818788 

プロキシサーバーはバックエンドハートビートをより確実に提供するべきです。 

6819304 

ソースのないフェイルオーバープールを定義している場合、cn=monitor に対する検索で null ポインタ例外が発生します。

6819752 

持続検索クライアントがエントリの変更通知を受信しない場合があります。 

6821752 

持続検索によって使用されるリソースが、クライアント接続の解除後に消去されません。 

6828842 

利用可能なバックエンドサーバーがない場合、プロキシサーバーはエラー 1 を返すことがありますが、エラー 52 を返すべきです。 

6832043 

useAffinity=false および affinityPolicy が明示的に設定されている場合、クライアントアフィニティーを有効にするべきではありません。

6832498 

プロキシサーバーは、署名付き証明書の署名アルゴリズムとして MD5 を使用するべきではありません。 

6835898 

dpconf コマンドは、Attribute/Entry Hiding に 1 文字の値を持つ属性を正しく処理しません。

6845410 

属性の名前変更によって、一部の BIND DN が壊れる場合があります。 

6847524 

特殊文字のある DN が、設定ファイルに正しく書き込まれません。 

6858276 

属性マッピングの際、DN に演算子 + が含まれていると、プロキシサーバーはこの記号を無視し、コンマ (,) で置き換えます。

6870956 

データビューを追加または削除すると、メモリーリークが発生します。 

6870963 

接続ハンドラを追加または削除すると、メモリーリークが発生します。 

6870998 

別の接続ハンドラに移動するとき、プロキシサーバーはバインド要求のフィルタリングポリシーを無視します。 

6877916 

二次データビューに存在する属性に対して ldapcompare 操作が失敗します。

6889269 

複合フィルタの使用時、属性の名前変更が中断します。 

6911538 

JDBC データベースを積極的に監視すると、使用可能なデータベースカーソルがすべて消費される可能性があります。 

6924686 

DN に影響を与える仮想変換を使用すると、検索フィルタはこの変換を考慮しないため、検索エントリが欠落します。 

6933728 

データビューのビューベース DN をリフェラルにマッピングするとき、属性マッピングが正しく動作しません。 

Directory Proxy Server の既知の問題点と制限事項

この節では、リリース時点での既知の問題点および制限事項の一覧を示します。

Directory Proxy Server の制限事項

この節では、製品の制限事項の一覧を示します。

ファイルアクセス権を手作業で変更した場合の問題点

インストール済みの Directory Server Enterprise Edition 製品ファイルのアクセス権を変更すると、場合によってはソフトウェアが正常に動作しなくなる可能性があります。製品ドキュメントの指示に従う場合、または Oracle サポートの指示に従う場合のみ、ファイルのアクセス権を変更してください。

この制限事項に対処するには、適切なユーザーアクセス権およびグループアクセス権を持つユーザーとして製品のインストールおよびサーバーインスタンスの作成を行います。

自己署名サーバー証明書を更新できない

自己署名サーバー証明書を作成するときは必ず、その証明書を更新する必要がないように、十分な長さの有効期限を指定するようにしてください。

Directory Proxy Server は、結合データビューの書き込み操作で原子性を保証しない

原子性を保証するには、書き込み操作に結合データビューを使用しないでください。結合データビューで書き込み操作を行う場合は、外部メカニズムを使用して不一致を防止または検出してください。Directory Proxy Server エラーログを監視すると、不一致を監視できます。

マニュアルページのデフォルト値が不正

log-buffer-size (5dpconf) マニュアルページに、アクセスログバッファーの誤ったデフォルトサイズが表示されています。アクセスログのデフォルトバッファーサイズは 1M です。

パターンマッチング配布アルゴリズムのマニュアルページには、それぞれのプロパティーが単一値として誤って表示されています。これらのプロパティーは複数値です。

Oracle が JDBC ソースの場合、ldapsearch コマンドが空の値を持つ属性を返さない

Oracle は空の文字列を null として処理します。空の文字列と null はいずれも LDAP エントリとして有効な値ですが、Oracle で両者を区別することはできません。この問題は、「「Bugs Fixed in This Release」」に記載されているとおり、問題 6766175 の別の JDBC ソースのために修正されました。

Directory Proxy Server 11g Release 1 (11.1.1) の既知の問題点

この節では、Directory Proxy Server 11g Release 1 (11.1.1) のリリース時に判明していた既知の問題点の一覧を示します。

5042517

DN 変更操作が、LDIF、JDBC、結合、およびアクセス制御データビューに対してサポートされていません。

6355714

現在、getEffectiveRight コントロールは、LDAP データビューでのみサポートされており、プロキシのローカルである ACI は考慮されません。

6386073

認証局によって署名された証明書の要求が生成されたあとで、更新すると証明書は自己署名済みの証明書として表示されます。

6388022

Directory Proxy Server によって使用される SSL ポートが正しくない場合に、そのポートに対するセキュリティー保護された検索要求のあとで Directory Proxy Server がすべての接続を閉じる場合があります。

6390118

プロキシ承認ではなくクライアントアプリケーション証明書に基づく認証を使用するように設定されたとき、Directory Proxy Server がリフェラルホップ数を正確にカウントできません。

6390220

データビューの作成時には base-dn プロパティーを指定できますが、データビューの作成後に base-dn プロパティーを "" (ルート DSE) に設定することはできません。

6410741

Directory Service Control Center では、値を文字列としてソートします。そのため、Directory Service Control Center で数字をソートすると、それらの数字は文字列であるかのようにソートされます。

0、20、および 100 を昇順にソートすると、0、100、20 というリストが得られます。0、20、および 100 を降順にソートすると、20、100、0 というリストが得られます。

6439604

アラートを設定したあと、変更を有効にするには Directory Proxy Server を再起動する必要があります。

6447554

Directory Proxy Server で、数値形式または辞書形式のデータ配布を設定したときに、別のデータビューに移動するエントリの名前変更に失敗します。

6461510

Directory Proxy Server では、リフェラルのホップ制限が機能しません。

6469154

Windows では、dsadm および dpadm コマンドによる出力とヘルプメッセージが、簡体字中国語および繁体字中国語にローカライズされていません。

6488197

Windows システムでのインストール後およびサーバーインスタンス作成後は、インストールおよびサーバーインスタンスのフォルダに対するファイルアクセス権により、すべてのユーザーにアクセスが許可されます。

この問題点に対処するには、インストールおよびサーバーインスタンスのフォルダのアクセス権を変更します。

6488297

Windows では、DSCC の初期化は Administrator ユーザーしか実行できません。

6493349

Directory Service Control Center は、既存の除外されたサブツ リーまたは代替検索ベースの DN を変更するときにコンマを削除します。

6494540

セキュリティー保護されていない LDAP アクセスをはじめて有効または無効にしたあと、変更を有効にするには Directory Proxy Server を再起動する必要があります。

6497547

制限時間とサイズ制限の設定は、LDAP データソースでのみ機能します。

6497992

コマンド dpadm set-flags cert-pwd-store=off を使用したあと、Directory Service Control Center を使用して Directory Proxy Server を再起動できません。

6501867

ASCII 文字と複数バイト文字の両方を組み合わせたサーバーインスタンス名とともに dpadm start コマンドを使用した場合に失敗する現象が確認されています。

6505112

既存の接続ハンドラに data-view-routing-custom-list プロパティーを設定する場合、エスケープが必要な文字 (コンマなど) を含むデータビュー名を使用するとエラーが発生します。

この問題点に対処するには、エスケープが必要な文字を含むデータビュー名を指定しないでください。たとえば、DN を含むデータビュー名を使用しないでください。

6511264

Directory Proxy Server の DN 名前変更機能を使用する際に、同じ DN コンポーネントが繰り返し登場する場合は、それらは一括して変更されることに注意してください。

たとえば、o=myCompany.com で終わる DN の名前を、dc=com で終わるように変更する場合を考えてみます。たとえば、uid=userid,ou=people,o=myCompany.com,o=myCompany.com のように元のコンポーネントが繰り返されている場合、名前が変更された結果、DN は uid=userid,ou=people,dc=com となり、uid=userid,ou=people,o=myCompany.com,dc=com とはなりません。

6520368

Directory Proxy Server を介して Oracle 9 にアクセスするための JDBC 接続設定は、ドキュメントに記載されている手順どおりではありません。

ホスト myhost、ポート 1537 上で Oracle 9 サーバーが待機し、システム識別子 (SID) MYINST を持つインスタンスが存在する次の設定を考えてみます。このインスタンスには、データベース MYNAME.MYTABLE が含まれています。

一般的には、MYTABLE へのアクセスを設定するには、次のプロパティーを設定します。

  • JDBC データソースで、db-name:MYINST を設定します。

  • JDBC データソースで、db-url:jdbc:oracle:thin:myhost:1537: を設定します。

  • JDBC テーブルで、sql-table:MYNAME.MYTABLE を設定します。

ここまでの設定で機能しない場合は、さらに次のように MYTABLE へのアクセスを設定してみてください。

  • JDBC データソースで、db-name:(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=MYINST))) を設定します。

  • JDBC データソースで、db-url:jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION= (ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=myhost)(PORT=1537))) を設定します。

  • JDBC テーブルで、sql-table:MYNAME.MYTABLE を設定します。

6542857

Solaris 10 で Service Management Facility (SMF) を使用してサーバーインスタンスを有効にした場合、システムをリブートしてもインスタンスが起動しないことがあり、次のエラーを返します。


svcadm: Instance "svc:/instance_path" is in maintenance state.

この問題を回避するには、ローカルユーザーを使用して Directory Server および Directory Proxy Server サービスを作成します。

6547759

HP-UX では、異なるロケールに設定された複数のブラウザセッションによって DSCC にアクセスした場合、DSCC には、ブラウザの設定ロケールと異なるロケールの文字が表示されることがあります。

6551076

マシンに複数のホスト名がある場合、コンソールは Directory Proxy Server インスタンスのバックエンド状態を取得しません。

6573439

DSCC のインスタンスの「詳細な表示オプション」で、「アクセスログ」タブ、「エラーログ」タブ、および「監査ログ」タブの日付がローカライズされていません。

6583798

DSCC を使用してデータソースを作成する場合、useTCPNoDelay の値はデフォルトで false に設定されます。ただし、dpconf create-ldap-data-source を使用してデータソースを作成する場合は、use-tcp-no-delay のデフォルト値が true に設定されます。

6588319

Tomcat サーバーで構成された DSCC で、「ヘルプ」および「バージョン」ポップアップウィンドウのタイトルに含まれる複数バイト文字が文字化けしています。

6590460

dpadm show-cert dps-instance-path コマンドの出力で、文字列 owner が簡体字中国語および繁体字中国語に翻訳されていません。

6639674

Directory Proxy Server 構成プロパティー allow-bind-operationsfalse に設定されている場合、dpconf コマンド行引数と -–secure-port オプションを使用して SSL ポートに接続することはできません。TLS の起動 (デフォルト) またはクリア接続 (-–unsecured オプション) による接続は可能です。

6640597

basedn が元のマシンのものと異なるリフェラルに従って操作している場合、Directory Proxy Server は ADD 操作の DN を変更しません。リフェラルを転送するだけの場合とは対照的に、リフェラルに従うよう設定された Directory Server インスタンスを持つ Directory Proxy Server インスタンスに対して ADD を試行すると、間違った basedn により参照したサーバー上で ADD が拒否されます。

ldapmodify コマンドを使用して ADD を Directory Server インスタンスに対して直接実行すると、ADD が機能します。

6649984

証明書データベースに長さの短いパスワードを設定しても、警告が行われません。パスワードが短すぎても、Directory Service Control Center によって受け入れられます。cert サブコマンドを付けて dpadm コマンドを発行すると、コマンドがハングアップする可能性があります。

6689432

use-cert-subject-as-bind-dn false に設定する試みが失敗したあとで表示されるエラーメッセージに、間違ったプロパティー名が表示されています。

6696857

Directory Proxy Server インスタンスに DSCC を通じて有効にされた、セキュリティー保護された待機ソケット/ポートのみがある場合で、サーバー証明書がデフォルトではない (たとえば、認証局によって署名された証明書など) 場合、DSCC を使用してインスタンスを管理できません。

この問題を回避するには、プロキシサーバーインスタンスの登録を解除してからふたたび登録します。または、サーバー証明書を使用して、DSCC レジストリ内のプロキシサーバーインスタンスの userCertificate 情報を更新します。

6723858

プロキシサーバーは、バックエンドディレクトリサーバーの requires-bind-password プロパティーを無視します。

6757756

dpadm list-running-instances コマンドは、現在のインストールから起動されたインスタンスの一覧を表示せず、現在のユーザーに属するインスタンスのみの一覧を表示します。

6791946

OpenSolaris では、アラートが発生した場合に Directory Proxy Server はそのアラートを syslog に記録しません。

6874624

廃止された定義が 28pilot.ldif ファイルに残ります。

この問題を回避するには、28pilot.ldif ファイルに次のエイリアス指定を追加します。


objectClasses: ( 0.9.2342.19200300.100.4.4 NAME ('newPilotPerson' 'pilotPerson') DESC <...>)
6874631

uidObject オブジェクトクラスがスキーマに存在しません。

この問題を回避するには、00core.ldif ファイルに次のオブジェクトクラスを追加します。


objectClasses: ( 1.3.6.1.1.3.1 NAME 'uidObject' SUP top AUXILIARY MUST uid X-ORIGIN 'RFC 4519')
6889439

Directory Proxy Server は、属性 timeResolutionMode および timeResolutionInMillisec に対するスキーマ違反を表示します。

このメッセージは無害です。この問題を回避するには、次の手順を実行します。

  1. jar プログラムに対するアクセス権があることを確認します。このプログラムはすべての JDK インストールに付属しています。

  2. Directory Proxy Server インスタンスを停止します。

  3. カレントディレクトリを Directory Server インストールディレクトリに変更します。

  4. 次のコマンドを実行して、Directory Proxy Server アーカイブからスキーマファイルを抽出します。


    $ jar xvf dsee7/lib/jar/dps.jar com/sun/directory/proxy/config/config_schema.ldif
    
  5. テキストエディタを使用してスキーマファイル com/sun/directory/proxy/config/config_schema.ldif を次のように編集します。

    1. 文字列 NAME ( 'useNanoTimeforEtimes' ) を含む属性 attributeTypes を削除します。

    2. 次の内容で、新しい属性 attributeTypes を追加します。

      attributeTypes: ( "" NAME ( 'timeResolutionInMilliSec' ) DESC '' \
      SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15 SINGLE-VALUE X-ORIGIN 'DPS' )

      必ず括弧をスペースで区切ってください。

    3. 文字列 NAME 'topConfigEntry' を含む属性 objectClasses を検索します。

    4. この属性の行で、文字列 useNanoTimeforEtimes を検索して timeResolutionMode に名前を変更します。

    5. ファイルを保存して閉じます。

  6. 次のコマンドを実行して、スキーマファイルに加えた変更を Directory Proxy Server アーカイブに適用します。


    $ jar uvf dsee7/lib/jar/dps.jar com/sun/directory/proxy/config/config_schema.ldif
6954350

バインド操作に関しては、現在 Directory Proxy Server は Directory Server データストアでのみ正しく動作します。

6955510

dpadm request-cert または DSCC を使用して証明書要求を作成するとき、サブジェクト DN を指定しないと、デフォルトのサブジェクト DN は cn=value,cn=value になります。証明書要求は警告なしで発行されますが、ほとんどの認証局はこの要求を受け入れません。

同様に、dpadm request-cert または DSCC を使用して証明書要求を作成するとき、有効な ISO 3166 国番号を指定しないと、証明書要求は警告なしで発行されますが、認証局はこの要求を受け入れません。