Sun OpenSSO Enterprise 8.0 リリースノート

1977: WebSphere Application Server 6.1 上で SAMLv2 サンプルの configure.jsp ファイルが動作しない

WebSphere Application Server 6.1 インスタンスで、/sample/saml2/sp/configure.jsp ファイルと /sample/saml2/idp/configure.jsp ファイルがコンパイルできません。configure.jsp ファイルには JDK 1.5 が必要ですが、WebSphere Application Server 6.1 では JSP ファイルの JDK ソースレベルが JDK 1.3 に設定されます。

回避方法: 次の手順に従い、JSP エンジン設定パラメータを編集して、JDK ソースレベルを 1.5 に設定します。

  1. WEB-INF/ibm-web-ext.xmi ファイルを開きます。

    JSP エンジン設定パラメータは、Web モジュールの設定ディレクトリまたは Web モジュールのバイナリディレクトリのいずれかにある、WEB-INF/ibm-web-ext.xmi ファイルに格納されています。

    設定ディレクトリの例を示します。

    {WAS_ROOT}/profiles/profilename/config/cells/cellname/applications/
    enterpriseappname/deployments/deployedname/webmodulename/

    アプリケーションが、「Use Binary Configuration」フラグを true に設定して WebSphere Application Server に配備された場合は、バイナリディレクトリとなります。次のような形式になります。

    {WAS_ROOT}/profiles/profilename/installedApps/nodename/
    enterpriseappname/webmodulename/
  2. compileWithAssert パラメータを、ファイルから文を削除するかコメントタグ (<!—–>) で文を囲むかして、削除します。

  3. jdkSourceLevel パラメータを追加し、値として 15 を設定します。次のような形式になります。

    <jspAttributes xmi:id="JSPAttribute_1" name="jdkSourceLevel" value="15"/>

    : JSPAttribute_1 の整数部分 (_1) は、ファイル内で一意にしてください。

  4. ibm-web-ext.xmi ファイルを保存します。

  5. アプリケーションを再起動します。

jdkSourceLevel パラメータやそのほかの JSP エンジン設定パラメータの詳細については、次のページを参照してください。

http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/topic/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/rweb_jspengine.html