.NET Fedlet は SAMLv2 のサービスプロバイダが開始するシングルサインオン (SSO) をサポートします。さらに、.NET Fedlet がアーティファクトを受信したあとで、SOAP 経由でアイデンティティープロバイダのアーティファクト解決サービスを発行してアーティファクトを解決できるようにするため、アーティファクトのサポートが必要になります。
.NET Fedlet のサンプルアプリケーションは、シングルサインオンの設定方法を示しています。アプリケーションに必要なアーティファクトをインストールしたら、アイデンティティープロバイダによる認証成功後に SAMLv2 応答を含んだ HTTP POST を受信するために、特定の URI が必要になります。次のコーディング例は、.NET アプリケーションでこの情報を取得する方法を示しています。
AuthnResponse authnResponse = null; try { ServiceProviderUtility spu = new ServiceProviderUtility(Context); authnResponse = spu.GetAuthnResponse(Context); } catch (Saml2Exception se) { // invalid AuthnResponse received } catch (ServiceProviderUtilityException spue) { // issues with deployment (reading metadata) }
アプリケーションが SAMLv2 を受信したあと、authnResponse オブジェクトが表明情報とともに生成されます。サンプルアプリケーションでは、このオブジェクトから属性および被認証者の情報を取得する方法を示しています。