Oracle OpenSSO Update 2 リリースノート

.NET Fedlet の要求および応答の署名 (CR 6928530)

.NET Fedlet は Authn 要求やログアウト要求など、送信する XML 要求の署名をサポートします。

Procedure.NET Fedlet が要求および応答に署名するよう設定するには、次の手順に従います。

  1. Micrsoft 管理コンソールの証明書スナップインを使用して、X.509 証明書をローカルコンピュータのアカウント内にある個人フォルダにインポートします。このスナップインを使用するには、次の Microsoft の記事を参照してください。

    http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms788967.aspx

  2. 「プロパティー」ダイアログを表示して値を入力することで、この証明書にわかりやすい名前を指定します (手順 4 でこの値を保存)。

  3. 前述の Microsoft の記事に従って、Internet Information Server (IIS) によって使用されるユーザーアカウントの証明書に対して読み取りアクセスができるよう適切な権限を設定します。例:

    1. 証明書スナップインで、「Action」、「All Tasks」、「Manage Private Keys」の順に選択します。

    2. IIS を実行しているユーザーアカウント (通常は NETWORK SERVICE) に「Allow Read」のアクセス権を指定します。

  4. .NET Fedlet の拡張メタデータファイル (sp-extended.xml) で、手順 2 で signingCertAlias 属性の値に指定したわかりやすい名前を指定します。次に例を示します。

    <Attribute name="signingCertAlias">
    <Value>MyFedlet</Value>
  5. .NET Fedlet のサービスプロバイダのメタデータファイル (sp.xml) で、署名鍵用の KeyDescriptor を追加します。

    すでに使用した Microsoft 管理コンソールの証明書スナップインを使用して、KeyDescriptor XML ブロックに挿入する証明書の公開鍵を、Base64 エンコーディングでエクスポートします。この KeyDescriptor は、SPSSODescriptor 内の最初の子要素である必要があります。次に例を示します。

    <KeyDescriptor use="signing">
                 <ds:KeyInfo xmlns:ds="http://www.w3.org/2000/09/xmldsig#">
                    <ds:X509Data>
                       <ds:X509Certificate>
    MIICQDCCAakCBEeNB0swDQYJKoZIhvcNAQEEBQAwZzELMAkGA1UEBhMCVVMxEzARBgNVBAgTCkNh
    bGlmb3JuaWExFDASBgNVBAcTC1NhbnRhIENsYXJhMQwwCgYDVQQKEwNTdW4xEDAOBgNVBAsTB09w
    ZW5TU08xDTALBgNVBAMTBHRlc3QwHhcNMDgwMTE1MTkxOTM5WhcNMTgwMTEyMTkxOTM5WjBnMQsw
    CQYDVQQGEwJVUzETMBEGA1UECBMKQ2FsaWZvcm5pYTEUMBIGA1UEBxMLU2FudGEgQ2xhcmExDDAK
    BgNVBAoTA1N1bjEQMA4GA1UECxMHT3BlblNTTzENMAsGA1UEAxMEdGVzdDCBnzANBgkqhkiG9w0B
    AQEFAAOBjQAwgYkCgYEArSQc/U75GB2AtKhbGS5piiLkmJzqEsp64rDxbMJ+xDrye0EN/q1U5Of\+
    RkDsaN/igkAvV1cuXEgTL6RlafFPcUX7QxDhZBhsYF9pbwtMzi4A4su9hnxIhURebGEmxKW9qJNY
    Js0Vo5+IgjxuEWnjnnVgHTs1+mq5QYTA7E6ZyL8CAwEAATANBgkqhkiG9w0BAQQFAAOBgQB3Pw/U
    QzPKTPTYi9upbFXlrAKMwtFf2OW4yvGWWvlcwcNSZJmTJ8ARvVYOMEVNbsT4OFcfu2/PeYoAdiDA
    cGy/F2Zuj8XJJpuQRSE6PtQqBuDEHjjmOQJ0rV/r8mO1ZCtHRhpZ5zYRjhRC9eCbjx9VrFax0JDC
    /FfwWigmrW0Y0Q==
                       </ds:X509Certificate>
                    </ds:X509Data>
                 </ds:KeyInfo>
    </KeyDescriptor>
  6. .NET アプリケーションに関連づけられたアプリケーションプールを再起動します。