以下の場合は、CPU/メモリーボードに対して構成解除操作は実行できません。
ボード上のメモリーバンクが構成されている (使用中である)。「メモリーバンクを構成解除できない」を参照してください。
ボード上の CPU をオフラインにすることができない。「CPU を構成解除できない」を参照してください。
構成解除したボードを切り離せない。「ボードを切り離せない」を参照してください。
メモリーバンクを構成解除するには、メモリーの内容をスワップ装置、ファイルシステム、または削除されていないメモリー部分に移動できる必要があります。
構成解除に失敗して次のメッセージが表示された場合、そのバンクは構成解除できません。
cfgadm: Hardware specific failure: memory delete failed: non-relocatable pages in span
メモリーページには、移動できないページもあります。
メモリーページが移動できないかどうかを確認するには、cfgadm コマンドで詳細表示オプション (-v) を使用して、リストに permanent と示されているかどうかを調べます。
# cfgadm -v ac番号
構成解除操作が失敗して以下のいずれかのメッセージが表示された場合、ボードの切り離しにより、システムで使用できるメモリーの不足が発生します。
cfgadm: Hardware specific failure: memory delete failed: VM viability test failed
cfgadm: Hardware specific failure: memory delete failed: memory operation refused
構成解除に失敗して次のメッセージが表示された場合は、構成解除の処理中のメモリー負荷が大きくなっています。
cfgadm: Hardware specific failure: memory delete failed: memory delete timeout
CPU の構成解除は、CPU/メモリーボードに対する構成解除の操作の一部として行われます。構成解除操作で CPU をオフラインにできなかった場合は、コンソールに次のメッセージが表示されます。
WARNING: Processor 番号 failed to offline.
この問題は、以下のいずれかの場合に発生します。
構成解除しようとする CPU にプロセスが結合されている
構成解除しようとする CPU が、CPU セットの最後の CPU である
構成解除しようとする CPU が、システム内のオンラインになっている最後の CPU である
ボードを構成解除しても、その後でボードを切り離せないことがあります。そのようなボードは、cfgadm の状態表示では not detachable となっています。このような問題が発生するのは、そのボードが代替ボードへの切り替えが不可能な基本的なハードウェアサービスを提供している場合です。