名前 | 形式 | 注意 | 機能説明 | オペランド | 終了ステータス | 関連項目
このコマンドは、DR シェルの中で実行され、 正規のサービスプロバイダだけが使用します。 サービスプロバイダは、保守用 DR シェルコマンドセットの使用時には、 DR Detach の操作を開始する前に 必ずこのコマンドを使ってボードの適性を確認してください。 不適切なボード上で DR Attach 操作を開始すると、システム障害の 原因になる場合があります。
dr_cmd_drain(1M) を使用して DR ドレインを開始する前に、この dr_cmd_eligible_detach を使用して、システムボードの DR Detach 操作が適切かどうかを確認します。
このコマンドは、Sun Enterprise 10000 サーバー上の DR 2.0 ドメイン (つまり、DR デーモンを使用するドメイン) に対してのみ有効です。domain_status(1M) コマンドを使用すると、ドメインで実行されている DR バージョンを調べることができます。
dr_cmd_eligible_detach は、以下のいずれかの終了コードを広域 Tcl 変数 dr_return に返します。
指定されたシステムボードは DR Detach に適しています。
指定されたボードは DR Detach には不適切です。 dr_cmd_eligible_detach は、詳細情報を標準出力に表示します。
ステータスに表示された board_number (0 〜 15) が示すシステムボード、つまりターゲ ットドメイン内の別のシステムボードが DR 接続中にあるため、指定されたシステムボー ドは接続条件に適していません。別のボード (今回指定したボードなど) で DR 操作を開 始するには、現在実行中の DR 接続操作が先に完了していなければなりません。
Tcl の構文解析エラーが発生すると、DR コマンドが実行されなくなり、 その結果、 dr_return が初期化されません。 このような場合、 dr_return エラーコードは不正確です。 リターンコードについての詳細は、 dr(1M) を参照してください。
dr(1M)