Solaris 9 ご使用にあたって (SPARC 版)

iPlanet Directory Server に関するバグ情報

Console を使用してユーザーを無効にできない (バグ ID: 4521017)

iPlanet Directory Server 5.1 Console を起動し、新しいユーザーまたはロールを「アクティブでない」として作成した場合、新たに作成したユーザーまたはロールがアクティブになります。Console を使用した場合、ユーザーとロールは「アクティブでない」として作成できません。

回避方法: ユーザーまたはロールを「アクティブでない」として作成するには、次の手順に従います。

  1. 新しいユーザーまたはロールを作成します。

  2. 新たに作成したユーザーまたはロールをダブルクリックします (あるいは、選択して、「オブジェクト」メニューから「プロパティ」項目をクリックします)。

  3. 「アカウント」タブをクリックします。

  4. 「無効」ボタンをクリックします。

  5. 「OK」をクリックします。

新たに作成したユーザーまたはロールが無効になります。

ルート接尾辞に空白文字が含まれるディレクトリは構成できない (バグ ID: 4526501)

iPlanet Directory Server 構成時にユーザーが空白文字が含まれるベース DN を指定した場合 (たとえば、「o=U.S. Government,C=US」)、結果として DN は切り詰められます (たとえば、「Government,C=US」)。構成時に DN を指定するときには、空白文字を使用せずに指定する必要があります (たとえば、「o=U.S.%20Government,C=US」)。

回避方法: ベース DN エントリを修正するには、次の手順に従います。

  1. Console の「サーバとアプリケーション」タブの左側にあるナビゲーション区画において、一番上のディレクトリエントリを選択します。

  2. User ディレクトリサブツリーフィールドにおいて、接尾辞を編集します。

  3. 「OK」をクリックします。

サーバー間でパスワードポリシー情報の同期をとれない (バグ ID: 4527608)

マスター以外のディレクトリサーバーでパスワードポリシー情報を更新した場合、この情報はほかのすべてのサーバーに複製されません。これはアカウントロックアウトの原因にもなります。

回避方法: 各サーバーでパスワードポリシー情報を手動で管理します。

ユーザーパスワードを変更した後もアカウントロックアウトが残る (バグ ID: 4527623)

アカウントロックアウトが有効である場合、ユーザーパスワードを変更しても、アカウントロックアウトは残ります。

回避方法: ロックアウト属性 accountUnlockTime、passwordRetryCount、および retryCountResetTime をリセットして、アカウントのロックを解除します。

インストール直後の Console のバックアップが失敗する (バグ ID: 4531022)

iPlanet Directory Server をインストールして、コンソールを起動し、ディレクトリを LDIF ファイルで初期化し、サーバーをバックアップした場合、Console はバックアップが成功したと報告しますが、実際にはバックアップは失敗しています。

回避方法: データベースを初期化した後、Console から次の作業を行います。

  1. サーバーを停止します。

  2. サーバーを起動し直します。

  3. バックアップを実行します。

DN 属性を正規化するとき、サーバーが大文字と小文字を区別する構文を無視する (バグ ID: 4630941)

LDAP ネーミングサービスを使用している場合、大文字小文字の区別以外は同じである自動マウントパス名を複数作成すると、これらのパス名は一意になりません。大文字と小文字の区別以外は同じ名前のエントリがすでに存在する場合、ネーミング属性が大文字と小文字を区別する構文で定義されるエントリは作成できません (ディレクトリサーバーが許可しません)。たとえば、エントリ attr=foo,dc=mycompany,dc=com が存在する場合、エントリ attr=Foo,dc=mycompany,dc=com は作成できません (ディレクトリサーバーが許可しません)。この問題の副作用として、LDAP ネーミングサービスを使用する場合、自動マウントパス名は大文字と小文字の区別に関わらず一意である必要があります。


注 -

/home/foo/home/Foo の両方のパスを作成することはできません。


回避方法: ありません。

エクスポート、バックアップ、復元、または索引の作成中にサーバーを停止すると、サーバーがクラッシュする (バグ ID: 4678334)

エクスポート、バックアップ、復元、または索引の作成中にサーバーを停止すると、サーバーがクラッシュします。

回避方法: 上記操作中にはサーバーを停止しないでください。

レプリケーションが自己署名証明書を使用できない (バグ ID: 4679442)

ユーザーが証明書ベースの認証による SSL レプリケーションを構成しようとする場合、サプライヤの証明書が自己署名であるか、あるいは、SSL サーバー証明書としてのロールしか果たせない (SSL ハンドシェイク時にクライアントのロールを果たせない) 場合、レプリケーションは機能しません。

回避方法: ありません。