この章では、日本語環境で使用するためのログイン方法を説明します。
Solaris 共通デスクトップ環境 (CDE) へのログインは、図 1–1 のログイン画面から行います。この画面では、ログイン後に使用する言語などを選択できます。
基本的に、ログイン画面は選択されている言語で表示されます。システムの起動直後および「オプション」メニューから「ログイン画面のリセット」が実行された場合は、システムのデフォルトロケールに対応する言語が選択されます。たとえば、システムのデフォルトロケールが ja の場合、システムの起動直後のログイン画面は日本語で表示されます。
「オプション」メニューの「言語」サブメニューでは、使用する言語に対応する地域環境 (ロケール) を選択できます。日本語環境としては、ja、ja_JP.eucJP、ja_JP.PCK、ja_JP.UTF-8 の 4 種類のロケールが使用できます。日本語ロケールの詳細については、第 2 章「日本語ロケール」を参照してください。
日本語環境でログインした場合、日本語の入力方式としては、ATOK12 または Wnn6 が使用できます。ただし、Wnn6 は後述の複数言語入力では使用できません。
ja_JP.UTF-8 環境でログインした場合、複数言語入力を使用できます。複数言語入力では、日本語の入力には ATOK12 を使用します。中国語、韓国語、タイ語のロケールがインストールされている場合は、それらの言語用の入力方式も同時に使用できます。
日本語の入力方式は、ワークスペースメニューの「日本語入力方式切替」で選択することができます。選択した入力方式は、次回のログインから使用できます。
ログイン後の Solaris 共通デスクトップ環境の使用方法に関しては、『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』を参照してください。日本語入力方式に関しては『日本語入力方式の概要と移行』、『ATOK12 ユーザーズガイド』、『Wnn6 ユーザーズガイド』を参照してください。また、日本語環境を使用するうえでの留意点に関しては、本書の付録 C および『Solaris 9 ご使用にあって』を参照してください。