フラッシュインストールの最後の作業は、クローンシステムへのフラッシュアーカイブのインストールです。
クローンシステムへのフラッシュアーカイブのインストールには、次のインストール方法を使用できます。
Solaris 9 DVD または Solaris 9 INSTALLATION CD に含まれている Solaris Web Start では、以下の媒体に格納されているフラッシュアーカイブのインストールが可能です。
ディスク (DVD または CD)
ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー
HTTP サーバー
FTP サーバー
ローカルテープ
Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD に含まれている Solaris suninstall プログラムでは、以下の媒体に格納されているフラッシュアーカイブのインストールが可能です。
HTTP サーバー
FTP サーバー
ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー
ローカルファイル
ローカルテープ
CD を含むローカルデバイス
カスタム JumpStart インストールプログラムでは、以下の媒体に格納されているフラッシュアーカイブのインストールが可能です。
ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー
HTTP サーバー
FTP サーバー
ローカルテープ
ローカルデバイス (DVD または CD)
ローカルファイル
Solaris Live Upgrade を利用すると、次の場所に保存されているフラッシュアーカイブをインストールできます。
HTTP サーバー
FTP サーバー
ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー
ローカルファイル
ローカルテープ
ローカルデバイス (DVD または CD)
フラッシュ (Flash) インストール機能では、フラッシュアーカイブを階層化する機能を提供します。さまざまな方法でインストールするための、部分的なフラッシュアーカイブを作成することができます。
たとえば、1 つ目に Solaris オペレーティング環境が入ったアーカイブ、2 つ目に Web サーバーの実行に必要なファイルが入ったアーカイブ、3 つ目にネットワークファイルシステム (NFS) サーバー用のファイルが入ったアーカイブを作成します。こうすれば、1 つ目と 2 つ目のアーカイブをインストールして Web サーバーのクローンシステムを作成できます。1 つ目と 3 つ目のアーカイブをほかのシステムにインストールして、ネットワークファイルシステム (NFS) サーバーを作成することもできます。
階層化されたアーカイブを使用すれば、フラッシュインストールの柔軟性を高めながら、フラッシュアーカイブの保存に必要なディスク容量を減らすことができます。階層化されたアーカイブをクローンシステムにインストールする際は、それらのアーカイブの 1 つに Solaris オペレーティング環境が含まれている必要があります。
階層化されたフラッシュアーカイブを使用してクローンシステムに Solaris オペレーティング環境と追加ソフトウェアを別々にインストールする場合、Solaris パッケージのデータベースには追加ソフトウェアは登録されません。