DVD イメージを使用してサブネット上にブートサーバーを作成する方法

1. サブネット内でブートサーバーとして使用するシステムにログインし、スーパーユーザーになります。

   システムはリモートの Solaris 9 ディスクイメージ (通常は、インストールサーバー) へのアクセス権を持っている必要があります。ネームサービスを使用する場合、システムはすでにネームサービスに登録されている必要があります。 ネームサービスを使用しない場合は、サイトのポリシーに従ってシステムの情報を供給する必要があります。

2. インストールサーバーから Solaris 9 DVD をマウントします。

   # mount -F nfs -o ro server_name:path /mnt

   server_name: path

   インストールサーバー名と、ディスクイメージへの絶対パスを指定します。

3. ブートイメージ用のディレクトリを作成します。

   # mkdir -p boot_dir_path

   boot_dir_path

   ブートソフトウェアをコピーするディレクトリを指定します。

4. Solaris 9 DVD イメージ上の Tools ディレクトリに移動します。

   # cd /mnt/Solaris_9/Tools

5. ブートソフトウェアをブートサーバーにコピーします。

   # ./setup_install_server -b boot_dir_path

   -b	システムをブートサーバーとして設定することを示します。
   boot_dir_path	ブートソフトウェアをコピーするディレクトリを指定します。

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   注 -

   setup_install_server コマンドは、 ディスクイメージをコピーする十分なディスク容量があるかどうかを示します。利用できるディスク容量を調べるには、df -kl コマンドを使用します。

   ---

6. ルートディレクトリ (/) に移動します。

   # cd /

7. インストールイメージをマウント解除します。

   # umount /mnt

   以上の操作で、ネットワークからインストールするためにシステムを設定する用意が整いました。「ネットワークからインストールするシステムの追加」を参照してください。

例 11-2 サブネット上にブートサーバーを作成する

次の例に、ブートサーバーをサブネット上に作成する方法を示します。これらのコマンドを実行すると、ブートソフトウェアが Solaris 9 DVD イメージからシステムのローカルディスク上の /export/home/s9dvdsparc にコピーされます。

# mount -F nfs -o ro crystal:/export/home/s9dvdsparc /mnt 
#  mkdir -p  /export/home/s9dvdsparc
# cd /mnt/Solaris_9/Tools
# ./setup_install_server -b /export/home/s9dvdsparc
# cd /
# umount /mnt

この例では、各コマンドを実行する前に、各 DVD がドライブに挿入され、自動的にマウントされるものとします。各コマンドを実行すると、DVD は取り出されます。