Solaris 9 オペレーティング環境の概要

言語サポート

説明  

各国語への対応

Solaris 8 オペレーティング環境では、Solaris 8 Software CD と Solaris 8 Languages CD の両方で、37 種類の言語に対応する 90 個以上のロケールがサポートされています。 

言語のインストールと設定の改良

Languages CD の導入により、複数の言語をインストールするのに必要なインストールサーバーのディスク容量が縮小されました。インストールインタフェースが再設計され、言語の選択とグループ化が極めて直観的なものになりました。 

Unicode サポートの拡張

Solaris 8 オペレーティング環境では Unicode のサポートが拡張され、簡体字中国語と繁体字中国語の新しい Unicode (UTF-8) ロケールがサポートされました。 

拡張可能なコードセット変換機能 (geniconvtbl)

Solaris 8 オペレーティング環境では、開発者は geniconvtbl ユーティリティを使用して Solaris システムにユーザー独自のコードセットコンバータを簡単に作成、追加できます。既存の Solaris コードセット変換を変更することもできます。

データの相互運用性の改良

Solaris 8 リリースでは、次の新しい iconv データ変換ユーティリティが追加され、Solaris 以外の環境とのデータの相互運用性が改良されました。

  • 日本語メインフレームデータ型に対応した iconv

  • Microsoft データエンコーディング (ユーザー定義文字を含む) に対応した iconv

  • 中華人民共和国と韓国での UTF-8 相互運用性に対応した iconv

  • 複数の Unicode エンコーディング形式と、国際的な業界標準コードセットに対応した iconv

新しいロケールの追加

Solaris 8 リリースに、アイスランド用 (ISO8859-15) とロシア用 (ANSI1251) の 2 つのロケールが追加されました。この新しいロシア語ロケールは、既存のロシア語ロケール (8859-5) に改良を加えたもので、ネイティブの Microsoft データエンコーディングをサポートします。