Solaris 9 オペレーティング環境の概要

言語サポート

説明  

言語処理の枠組みの拡張

  • 6 つの新しい UTF-8 ロケール (フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、スウェーデン語、およびヨーロッパ言語) を追加して Unicode サポートを拡張しています。これらの Unicode ロケールは、複数の言語で使用される文字に対応しています。ユーザーは、日本語、タイ語、ロシア語などのさまざまな言語の文字で構成されるテキストを入力したり表示したりできます。その際ロケールを変更したり、新しいロケールをインストールしたりする必要はありません。

  • アラビア語、ヘブライ語、タイ語などの複雑なテキストレイアウト言語のために、複合テキストサポートが統合されています。これらの言語は、双方向テキスト、複合テキスト、およびコンテキストに応じたテキストを処理するために特殊なテキスト前処理を必要とします。

  • Internet Intranet Input Method Protocol (IIIMP) を実装しています。これにより、Solaris で提供する入力方式を、Java アプリケーションおよび非 X Windows アプリケーションから利用できるようになります。

  • Desktop Font Downloader を使用すると、ユーザーは、フォントのダウンロード、削除、再符号化、および変換、状態の確認、さらに PostScript プリンタでのほかの管理作業を実行できます。

ロケールサポートの拡張

  • 欧州連合 (EU) は、統一通貨「ユーロ」で合意しました。1999 年 1 月より、EU 加盟国のうち 11 ヶ国のすべての外国為替、銀行、および金融産業が、通貨をユーロに切り替えました。この切り替えに備えて Solaris 7 では、6 つの新しいユーザーロケールでユーロ通貨のサポートを追加しました。

  • 東欧諸国、タイ、および中近東諸国へのサポートを追加しました。