Solaris 9 オペレーティング環境の概要

新しいヨーロッパロケールのサポート

ヨーロッパおよび中東用の新しい Unicode (UTF-8) ロケール

Solaris 8 10/00 リリースでは、ヨーロッパおよび中東ロケールにロシア語、ポーランド語、およびカタロニア用の 2 つの新しいロケールが追加されました。Solaris 8 4/01 リリースでは、トルコ語の UTF-8 コードセットとロシア語の UTF-8 コードセットの、2 つの言語が追加されました。

Solaris 9 リリースでは、ヨーロッパおよび中東の言語のサポートとして、トルコ、エジプト、ブラジル、フィンランド、およびベルギー (ワロン語) の UTF-8 ロケールも追加されました。

ロケール名は、次のとおりです。

ユーロ通貨のサポート

以下のロケールでは、各国通貨単位 (NCU) からユーロ通貨グリフに変更されました。

ca_ES.ISO8859-15 (スペイン)

de_AT.ISO8859-15 (オーストリア)

de_DE.ISO8859-15 (ドイツ)

de_DE.UTF-8 (ドイツ)

en_IE.ISO8859-15 (アイルランド)

es_ES.ISO8859-15 (スペイン)

es_ES.UTF-8 (スペイン)

fr_BE.ISO8859-15 (ベルギー)

fr_BE.UTF-8 (ベルギー)

fi_FI.ISO8859-15 (フィンランド)

fi_FI.UTF-8 (フィンランド)

fr_FR.ISO8859-15 (フランス)

fr_FR.UTF-8 (フランス)

it_IT.ISO8859-15 (イタリア)

it_IT.UTF-8 (イタリア)

nl_BE.ISO8859-15 (ベルギー)

nl_NL.ISO8859-15 (オランダ)

pt_PT.ISO8859-15 (ポルトガル)

テキスト・エディタのファイルダイアログボックスのコードセット変換の拡張

ファイルダイアログボックスにエンコーディングオプションが追加され、iconv(3C) によるファイルエンコーディングの変更がサポートされるようになりました。このオプションにより、ファイルを UTF-8 や UTF-16 などのさまざまなエンコーディングで開いたり保存したりできます。