マウスが使うことが困難な場合は、マウスキーを使用すると、キーボードのテンキーを使用してマウスの操作をエミュレートできます。マウスを使用する場合と同様に、画面上でポインタを移動し、マウスボタンをクリックしたり押すことができます。
マウスキーのオン/オフは、次の 2 つの方法で切り替えることができます。
AccessX のメインウィンドウで [マウスキー] チェックボックスをオンまたはオフにする。
[Alt]、[Shift]、[Num Lock] キーを同時に押す (-accessx オプションを指定して X サーバーを起動した場合にのみ有効)。
マウスキーがオンの場合は、テンキーのキーが別の機能を持ちます。
1 〜 4 および 6 〜 9 のキー: 画面上のポインタを移動。
5、+ (プラス)、0 (ゼロ)、. (小数点) のキー: マウスボタンのクリックおよび押下をシミュレート。
/ (スラッシュ)、* (乗算記号)、- (マイナス) のキー: 各マウスボタン間のキーボードマッピングを切り替え。
ステータスウィンドウを表示すると、現在押されているマウスキーがわかります。
意図する精度でポインタを移動することが困難な場合は、ポインタの移動速度を落とすことができます。ポインタの移動速度を変更するには、[Pointer の最大速度](pixel/秒) ボックスを使用し (図 E–4 を参照)、スライダを目的の速度に移動します。ポインタの移動速度はピクセル/秒の単位で指定し、その範囲は 10 〜 1000 です。 [ポインタの移動速度は、マウスキーが有効な場合にだけ適用されます。]
ポインタが最大速度になるまでにかかる時間を設定できます (ただし、マウスキーの使用時)。これは、[最大速度までの時間 (秒)] スライダで調整します (図 E–4 を参照)。この時間を調整すると、ポインタの移動を制御しやすくなります。ポインタが最大速度になるまでにかかる時間は最大 4 秒まで設定できます。