Power Management ソフトウェアを使用すると、デバイス電源管理および保存停止・復元再開という 2 つの方法で消費電力を削減することができます。
デバイス電源管理の場合は、各デバイスが機能を実行していないときに、その消費電力を自動的に削減できます。ディスクドライブ、モニタ、アダプタ、さらに CPU も、この省電力機能が適用されます。デバイス電源管理の効果に、コンピュータユーザは気づきません。システム全体は引き続き稼働状態にあり、デバイスに対するサービス要求に応答することができます。それらのデバイスは、必要に応じて数秒で消費電力を増やし、フルサービスを提供できる状態になります。
保存停止・復元再開という時間を節約できる機能を使用すると、現在の稼働状況を保持したまま、システムの電源を落とすことができます。この機能を使用すると、電源切断時にワークスペースおよびファイルが保存され、電源の再投入時に同じ状態が復元されます。たとえば、文書の編集中に保存停止機能を使用して電源を切ると、ワークセッションは自動的に保存されます。次にシステムの電源を入れたときは、復元再開機能により、電源を切ったときと同じ状態が復元されます。システムのシャットダウンを Power Management ソフトウェアによって自動的に実行した場合も、キーストロークによって手動でシャットダウンを実行した場合も、保存停止・復元再開機能により、電源を切ったときのシステムの状態に関するチェックポイント情報が保存されます。
システムの保存停止・復元再開機能は、次の方法によってアクティブにすることができます。
Energy Star 2.0 に準拠している一部のシステムでは、保存停止・復元再開機能が自動的に使用されます。
キーボードを使用して、システムの保存停止または復元再開をいつでも実行できます。その方法については、保存停止・復元再開機能の使用方法を参照してください。
Dtpower ソフトウェアを使用すると、指定した時刻に保存停止・復元再開機能を自動的に起動にすることができます。
中断できない処理を実行するシステム上で Power Management を使用しないでください。保存停止・復元再開機能を使用してはいけない条件については、保存停止・復元再開機能の使用方法を参照してください。