Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

cron ジョブの問題

マシンが保存停止状態にある間、cron ファイルで指定されている処理は実行されません。

システムが復元再開されると、Power Management ソフトウェアによってシステムが保存停止されていた間に実行するようスケジューリングされていた cron ジョブは、次のように処理されます。

cron コマンドは通常、次に実行するジョブを識別し、そのジョブを実行するまでの待ち時間 (間隔) を計算します。システムが復元再開されると、cron コマンドは先頭のジョブが期限切れになるまでの間隔を計算するので、待ち行列にすでに入っている cron ジョブは実行されます。cron プロセスはその後、cron ジョブのキューを再チェックします。cron プロセスは、実行時間がまだ過ぎていないジョブだけを考慮します。そのため、システムが保存停止状態にあった期間に実行時間が過ぎたその他のジョブは、実行されません。