Solaris ユーザーズガイド (上級編)

複数のコマンドと長いコマンドの入力

1 行に複数のコマンドを入力することもできます。次の date コマンドと logname コマンドの例に示すように、コマンドの間にセミコロン (;) を挿入してください。


$ date; logname

Tue Oct 31 15:16:00 MST 2000

spooky

このコマンド入力では、現在の日付と時間 (date コマンドの出力) およびシステムに現在ログインしているユーザのログイン名 (logname コマンドの出力) が続けて表示されます。

長いコマンドを入力する場合は、バックスラッシュ文字 (\) を使うことによって次の行に続けて入力できます。次に例を示します。


$ date; \

logname

Tue Oct 31 15:17:30 MST 2000

spooky

datelogname は長いコマンドではありませんが、この例では複数のコマンドを次の行に続けるという概念を示すためにこれらのコマンドを使用しています。入力するコマンドが画面の幅よりも実際に長いときは、バックスラッシュ文字を使うと便利です。


注 –

デスクトップウィンドウを使用する場合は、次の行にコマンドを続けて入力するためにバックスラッシュ文字を使う必要はありません。入力中のコマンドが行の終わりにくると、次の行に自動的に改行され、Return キーを押したときにそれらの全コマンドが実行されます。