Solaris ユーザーズガイド (上級編)

その他の便利な変数

ユーザプロファイルファイルには、上記以外にも多数の変数を設定できます。変数についての詳細は、『manpages section 1 : User Commands』を参照してください。次節以降では、比較的よく使われるオプションをいくつか説明します。

noclobber 変数

cp コマンドを使ってファイルをコピーするときに、誤ってファイルを上書きするのを防ぐには、set noclobber を使います。この変数は、Bourne Again シェル、C シェル、Korn シェル、および TC シェルに適用できます。ユーザプロファイルファイル内に次の行を入力します。


set noclobber

history 変数

history 変数を使用すると、履歴リストに保存するコマンドの数を設定できます。history コマンドは、以前に入力したコマンドを参照する場合に便利です。履歴リストを使って、以前のコマンドを繰り返すこともできます。次の行を .cshrc ファイルか .tcshrc ファイルに入力します。


set history=100

ユーザプロファイルファイルに次の行を入力すれば、Bourne シェル、Bourne Again シェル、Korn シェル、Z シェルについても同様の設定ができます。


HISTORY=100