Solaris ユーザーズガイド (上級編)

MIT-MAGIC-COOKIE-1 を使用する場合のアクセス許可

MIT-MAGIC-COOKIE-1 認証プロトコルを使用している場合は、次の手順により自分のサーバにほかのユーザがアクセスできるようにすることができます。

  1. サーバを実行しているマシン上で xauth を実行し、hostname:0 に対応するエントリを抽出して、ファイルに入れます。

    例として、hostnameanyhost、ファイルが xauth.info の場合を示します。


    myhost% /usr/openwin/bin/xauth nextract - anyhost:0> $HOME/xauth.info
    
  2. アクセスを要求しているユーザに、手順 1 で作成したエントリが入っているファイルを送ります。

    この送信には、電子メールツールや rcp コマンドなどのファイル転送プログラムを使用します。


    注 –

    認証情報が入っているファイルの転送には、rcp よりもメールを使用するほうがより安全です。rcp を使用する場合は、ほかのユーザが簡単にアクセスできるディレクトリにそのファイルを入れないようにしてください。


  3. ほかのユーザは、エントリを自分の .Xautority ファイルにマージしなければなりません。

    例として、userhostxauth.info を自分の .Xauthority ファイルにマージする場合を示します。


    userhost% /usr/openwin/bin/xauth nmerge - < xauth.info
    

    注 –

    auth-data は特定のセクションに対応します。したがって、サーバが再起動されるまでの間有効です。