Solaris Java Plug-in ユーザーズガイド

キャッシュの更新アルゴリズム

デフォルトでは、cache_version 属性が存在しないと、次のいずれかの場合にアプレットキャッシュが更新されます。

ただし、状況によっては、Web サーバから HTTP/HTTPS 経由で返される「Last-Modified」値が、アプレットの実際のバージョンを反映していない場合があります。たとえば、Web サーバがクラッシュしてすべてのファイルが復元された場合、サーバ上の cache_archive は異なる修正日を保持します。 cache_archive が更新されていない場合でも、すべての Java Plug-in クライアントに cache_archive の再ダウンロードが要求されます。

バージョンの更新を強制的に実行する場合は、アプレットの配備時に cache_version 属性を使用することをお勧めします。

cache_version を使用する場合、EMBED タグおよび OBJECT タグ内の cache_archivecache_version がローカルのアプレットキャッシュに格納されたものよりも番号が大きいと、アプレットキャッシュが更新されます。 バージョン番号が、更新の起動に使用されることに注意してください。Web サーバ上の .jar ファイルに実際のバージョン番号が付けられているのではありません。 実際のところ、更新の起動にバージョンが使用されていない場合、cache_archive 内のアプレットなしで Web サーバ上のアプレットを更新することが可能です。

cache_version を使用することにより、Web サーバに接続して cache_archive の「Last-Modified」および「Content-Length」を取得する必要がなくなります。 たいていの場合、これによりパフォーマンスが向上します。