Solaris スマートカードの管理

その他の設定作業

スマートカードのタイムアウトとカードの取り外しの動作に関するデフォルト値を使用しない場合、次の手順でそれらの値を変更できます。

スマートカードのタイムアウトを設定するには (Smartcard Console)
  1. ナビゲーション区画で「OCF クライアント (OCF Clients)」を選択します。

  2. コンソール区画にある「CDE」アイコンをダブルクリックします。

    「クライアントの構成 (Configure Clients)」ダイアログボックスが表示されます。

  3. そのダイアログボックスで「タイムアウト (Timeouts)」タブを選択します。

  4. 各タイムアウトのインジケータをマウスを使ってスライドさせて、タイムアウト値を調整します。

    • カード削除タイムアウト (Card Removal Timeout) – スマートカードが取り外された後、画面をロックするまでの、デスクトップが待機する時間の長さを指定します。これが適用されるのは、オプションタブで「カード削除を無視 (Ignore Card Removal)」ボックスがチェックされていない場合に限ります。「カード削除ログアウトの待ち時間 (Card Removal Logout Wait)」が 0 に設定されている場合、ユーザーはログアウトできません (つまり、画面をロック解除するためにユーザー再認証が行われるまで画面はロックされたままになります)。

    • 再認証タイムアウト (Reauthentication Timeout) – カードを取り外し、画面をロックしたときに、「再認証 (Reauthentication)」画面が表示されるまでの、時間の長さを指定します。

    • カード削除ログアウトの待ち時間 (Card Removal Logout Wait) – 「再認証 (Reauthentication)」画面が表示されたときに、スマートカードが再挿入されるまでの、デスクトップが待機する時間の長さを指定します。カードをその時間内に再挿入しない場合には、ユーザーがログアウトされます。このタイムアウトが適用されるのは、「カード削除後に再認証 (Reauthenticate After Card Removal)」 (「オプション (Options)」タブにある) がチェックされていない場合に限ります。

  5. 「適用 (Apply)」または「了解 (OK)」をクリックします。

  6. CDE を終了して、変更を有効にします。

カード削除のオプションを設定するには (Smartcard Console)
  1. ナビゲーション区画で「OCF クライアント (OCF Clients)」を選択します。

  2. コンソール区画にある「CDE」アイコンをダブルクリックします。

    「クライアントの構成 (Configure Clients)」ダイアログボックスが表示されます。

  3. そのダイアログボックスで「オプション (Options)」タブを選択します。

  4. チェックボックスをクリックして、切り替えます。

    • カード削除を無視 (Ignore Card Removal) – チェックマークが付いている場合には、カードリーダーからスマートカードを取り外したときに何も発生しません。

    • カード削除後に再認証 (Reauthenticate After Card Removal) – チェックマークがついている場合には、カードを取り外したときにユーザーがログアウトされます。チェックマークがついていない場合には、「カード削除ログアウトの待ち時間 (Card Removal Logout Wait)」の設定 (「タイムアウト (Timeouts)」タブにある) によって動作が決定されます。

  5. 「適用 (Apply)」または「了解 (OK)」をクリックします。

  6. CDE を終了して、変更を有効にします。