Solaris のシステム管理 (基本編)

Solaris Management Console にツールを追加する

この節では、レガシーツールまたは別製品のツールをコンソールに追加する方法について説明します。これらのツールに認証を追加する場合は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「レガシーアプリケーションのセキュリティ保護」を参照してください。

レガシーツールをツールボックスに追加する方法

レガシーツールとは、特に Solaris 管理ツールとして設計されたわけでないアプリケーションのことです。コンソールのツールボックスには、X アプリケーション、コマンド行インタフェース、HTML の 3 種類のレガシーツールアプリケーションを追加できます。ツールボックスに追加した各ツールは、Solaris Management Console から起動できます。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. 必要に応じて、Solaris Management Console のツールボックスエディタを起動します。


    # /usr/sadm/bin/smc edit &
    

  3. レガシーアプリケーションを追加したいツールボックスを開きます。

    選択したツールボックスはツールボックスエディタで開きます。

  4. レガシーアプリケーションを追加するツールボックス内のノードを選択します。

    レガシーアプリケーションは、ツールボックスの最上位のノードにも別のフォルダにも追加できます。

  5. 「アクション (Action)」->「従来のアプリケーションを追加 (Add Legacy Application)」の順にクリックします。

    「従来のアプリケーションのウィザード (Legacy Application Wizard: General)」の最初のパネルが表示されます。

  6. ウィザードの指示に従います。

  7. エディタでツールボックスを保存します。

別製品のツールをインストールする方法

コンソールから起動できるツールパッケージを新たに追加する場合は、この手順に従います。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. 新しいツールパッケージをインストールします。


    # pkgadd ABCDtool
    
  3. コンソールを再起動して、コンソールに新しいツールを認識させます。

    1. コンソールサーバーを停止する。


      # /etc/init.d/init.wbem stop
      
    2. コンソールサーバーを起動する。


      # /etc/init.d/init.wbem start
      
  4. コンソールを起動して、新しいツールが表示されることを確認します。

    詳細については、「スーパーユーザーまたは役割としてコンソールを起動する方法」を参照してください。