パッチを管理するためのツールやコマンドには、次のものがあります。
パッチツール - パッチの管理にはこの Solaris Management Console ツールを使用する。
patchrm - Solaris システムにインストールされているパッチを削除するときに使用する。このコマンドは、ファイルシステムを、パッチが適用される以前の状態に復元する。
パッチのインストールとバックアウト (削除) の詳細は、patchadd(1M) および patchrm(1M) のマニュアルページに示されています。各パッチには、パッチについての特定の情報が入っている README ファイルも含まれています。
パッチをインストールするにあたっては、以前にインストールされたパッチの詳細を知っておくことが必要な場合もあります。次の表に、すでにシステムにインストール済みのパッチについての情報を表示するためのコマンドを示します。
表 24-1 Solaris パッチの管理用コマンド
コマンド |
説明 |
---|---|
patchadd -p、showrev -p |
システムに適用されたすべてのパッチを表示する |
pkgparam pkgid PATCHLIST |
pkgid (パッケージの名前) によって識別されるパッケージに適用されたすべてのパッチを表示する。たとえば、SUNWadmap |
patchadd -S Solaris-OS -p |
OS サーバーにインストールされているすべての /usr パッチを表示する |