Solaris のシステム管理 (基本編)

SunOS の旧リリース用のアーカイブを作成する方法

cpio コマンドを使用してアーカイブを作成します。


$ cpio -oH odc < file-list > /dev/rmt/n

引数 -H は、入力に対して出力の場合と同じ意味を持ちます。-H オプションを使用してアーカイブを作成した場合は、読み込むときにも同じオプションを使用しないと、次の例に示すように cpio コマンドが失敗します。

例 - SunOS の旧リリース用にアーカイブを作成する


$ find . -print | cpio -oH tar> /tmp/test
113 blocks
$ cpio -iH bar < /tmp/test
cpio: Invalid header "bar" specified
USAGE:
        cpio -i[bcdfkmrstuvBSV6] [-C size] [-E file] [-H hdr]
            [-I file [-M msg]] [-R id] [patterns]
        cpio -o[acvABLV] [-C size] [-H hdr] [-O file [-M msg]]
        cpio -p[adlmuvLV] [-R id] directory

各種オプションを使用してアーカイブを作成するときには、必ず媒体のラベルにアーカイブ上のファイル名やファイルシステム名といっしょにコマンド構文を記入してください。

アーカイブの作成時にどの cpio オプションを使用したかがわからない場合は、各種オプションをいろいろ組み合わせてみて、どの方法でアーカイブを読み込むことができるかを見つけてください。

オプションのリストについては、cpio(1) のマニュアルページを参照してください。