Solaris のシステム管理 (基本編)

ディスクラベルを作成する方法

  1. スーパーユーザーになるか、または同等の役割を引き受けます。

  2. format ユーティリティを起動します。


    # format
    
  3. 画面に表示されるリストから、ラベルを作成したいディスクの番号を入力します。


    Specify disk (enter its number):1
    
  4. 次のいずれかを選択します。

    1. ディスクにラベルが付いておらず、正常に構成された場合、手順 5 に進みラベルを付けます。

      format ユーティリティにより、ディスクラベルを付けるかを尋ねるプロンプトが表示されます。

    2. ディスクにラベルが付いており、そのタイプを変更する場合、または format ユーティリティでディスクを自動構成できなかった場合、手順 6 と 7 を実行してディスクタイプを設定し、ラベルを付けます。

  5. Label it now? というプロンプトに対し、y と入力してディスクにラベルを付けます。


    Disk not labeled. Label it now? y
    

    これでディスクラベルが作成されました。手順 10 に進んで format ユーティリティを終了します。

  6. format> プロンプトで type と入力します。


    format> type
    

    Available Drive Types メニューが表示されます。

  7. ディスクタイプの候補のリストからディスクタイプを選択します。


    Specify disk type (enter its number)[12]: 12
    

    または、0 を選択して SCSI-2 ディスクを自動構成します。詳細は、「SCSI ドライブを自動構成する方法」 を参照してください。

  8. ディスクにラベルを付けます。ディスクにラベルが付いていない場合は、次のメッセージが表示されます。


    Disk not labeled. Label it now? y
    

    ディスクラベルが付いている場合は、次のメッセージが表示されます。


    Ready to label disk, continue? y
    
  9. ディスクラベルを検査します。


    format> verify 
    
  10. format ユーティリティを終了します。


    partition> q
    format> q
    #

例 - ディスクラベルを作成する

次の例では、1.05G バイトのディスクを自動構成してラベルを付ける方法を示します。


# format
	c1t0d0: configured with capacity of 1002.09MB
 
AVAILABLE DISK SELECTIONS:
	  0. c0t3d0 <SUN1.05 cyl 2036 alt 2 hd 14 sec 72>
     /iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/espdma@f,400000/esp@f,800000/sd@1,0
	  1. c1t0d0 <SUN1.05 cyl 2036 alt 2 hd 14 sec 72>
     /iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/espdma@f,400000/esp@f,800000/sd@1,0
Specify disk (enter its number): 1
Disk not labeled.  Label it now?  yes
format> verify
#