fsck コマンドを使用して、CacheFS ファイルシステムの整合性を確認します。何も操作しなくても、fsck コマンドの CacheFS バージョンによって問題が自動的に解決されます。fsck コマンドはブート時またはファイルシステムのマウント時に自動的に実行されるため、CacheFS ファイルシステムに対して fsck コマンドを手 作業で実行する必要はありません。整合性を手作業で確認する場合は、次の手順を使用できます。
詳細は、fsck_cachefs(1M) のマニュアルページを参照してください。
クライアントシステムでスーパーユーザーになります。
指定されたキャッシュ内でファイルシステムをチェックします。
# fsck -F cachefs [-m -o noclean] /cache-directory |
-m |
fsck コマンドに CacheFS ファイルシステムをチェックさせるが、修復は行わない。 |
-o noclean |
CacheFS ファイルシステムに対するチェックのみを実行させる。修復は行わない。 |
/cache-directory |
キャッシュがあるディレクトリの名前を指定する。 |
次の例は、/local/mycache キャッシュに書き込まれているファイルシステムをチェックする方法を示しています。
# fsck -F cachefs /local/mycache # |