UFS、NFS、TMPFS の各ファイルシステムには、拡張ファイル属性が追加されたため、アプリケーション開発者は、拡張ファイル属性を使用して、特定の属性をファイルに関連付けることができます。たとえば、ウィンドウシステムファイル管理アプリケーションの開発者は、表示アイコンをファイルに関連付けることができます。拡張ファイル属性は、論理的には、ターゲットファイルに関連付けられている隠しディレクトリ内のファイルとして表されます。
runat コマンドを使用すると、属性を追加したり、拡張属性の名前空間に入っているシェルコマンドを実行したりできます。拡張属性の名前空間とは、指定のファイルに関連付けられている隠し属性ディレクトリのことです。
runat コマンドを使用して属性をファイルに追加するには、最初に属性ファイルを作成する必要があります。
$ runat filea cp /tmp/attrdata attr.1 |
次に、runat コマンドを使用して、ファイルの属性をリストに表示します。
$ runat filea ls -l |
詳細については、runat(1) のマニュアルページを参照してください。
ファイル属性の照会、コピー、または検索に使用できる属性対応のオプションを提供することにより、Solaris ファイルシステムコマンドの多くは、ファイルシステム属性をサポートするよう変更されました。詳細については、各ファイルシステムコマンドのマニュアルページを参照してください。