ファイルを復元する場合に、間違った場所に復元してしまうことがよくあります。ufsdump コマンドは、常にファイルシステムのルートからのフルパス名でファイルをコピーします。したがって ufsrestore コマンドを実行する前に、ファイルシステムのルートディレクトリに移動しなければなりません。それよりも下のディレクトリでファイルを復元すると、そのディレクトリの下に完全なファイルツリーが作成されます。
対話型コマンドを使用すると、次の例のような ufsrestore> プロンプトが表示されます。
# ufsrestore ivf /dev/rmt/0 Verify volume and initialize maps Media block size is 126 Dump date: Thu Aug 30 10:13:46 2001 Dumped from: the epoch Level 0 dump of /export/home on starbug:/dev/dsk/c0t0d0s7 Label: none Extract directories from tape Initialize symbol table. ufsrestore> |
ufsrestore> プロンプトでは、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「UFS バックアップおよび復元コマンド (参照情報)」にリストされているコマンドを使用して、ファイルの検索、復元するファイルのリストの作成、ファイルの復元を行うこともできます。