Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

監査を有効にする方法

この操作では、監査サービスが開始されます。監査サービスが構成されている場合は、ホストをリブートしたときにもサービスが開始します。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. システムをシングルユーザーモードにします。


    # /etc/telinit 1
    

    詳細は、telinit(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. スクリプトを実行して、システムが監査を実行するように構成します。

    /etc/security ディレクトリに移動し、bsmconv スクリプトを実行します。このスクリプトによって、リブート後に標準 Solaris マシンが設定され、BSM が実行されます。bsmconv(1M) のマニュアルページを参照してください。


    # cd /etc/security
    # ./bsmconv
    
  4. システムをマルチユーザーモードにします。


    # /etc/telinit 6
    

    システムがマルチユーザーモードに移行すると、起動ファイル /etc/security/audit_startup によって監査デーモンが自動的に動作します。


    注 -

    bsmconv スクリプトを実行すると、Stop-A によるシステムの強制終了機能を無効にする行が追加されます。Stop-A によるシステムの強制終了機能を保持するには、/etc/system ファイルの set abort_enable=0 という行をコメントアウトする必要があります。