Solaris WBEM Services の管理

第 5 章 システムログデータの表示 (手順)

WBEM ログファイルを使用すると、システム管理者は、管理サブシステムが生成したエラー、警告、および情報メッセージを追跡できます。また、WBEM ロギングサービスは、アプリケーション開発者やプロバイダの作成者がログファイルにログメッセージを書き込むことを可能にします。たとえば、システムがシリアルポートにアクセスできないとき、システムが正常にファイルシステムをマウントできたとき、またはシステムで実行中のプロセスの数が許容数を超えたときに、ログメッセージを書き込むことができます。

この章では、ログデータを表示する方法を説明します。

ログビューアを使ってログデータを調べる

ログレコードを作成したあとは、Solaris Management Console アプリケーションとログビューアを起動することができます。ログレコードは、Solaris Management Console ソフトウェアを起動した時に自動的に作成されます。

ログレコードの詳細のすべてを Solaris Management Console のログビューアで見ることができます。

Solaris Management Console アプリケーションとログビューアを起動する方法
  1. 次のコマンドを入力します。


    $ smc
    

  2. 「ナビゲーション (Navigation)」パネルで、「このコンピュータ (This Computer)」をダブルクリックするか、その横にある展開 / 圧縮のアイコンをシングルクリックします。

    「このコンピュータ (This Computer)」の下に、コマンドのツリーが表示されます。

  3. 「システムステータス (System Status)」をダブルクリックします。

    「ログビューア (Log Viewer)」アイコンが表示されます。

  4. 「ログビューア (Log Viewer)」アイコンをクリックします。

    ログビューアが起動します。

図 5-1 Solaris Management Console アプリケーションで「ログビューア (Log Viewer)」を選択した状態

Graphic