Java プログラミング言語には assert キーワードが追加されたので、assert を識別子として使用している既存のプログラムは無効になります。しかし、このキーワードが追加されたからと言って、既存のバイナリ (.class ファイル) を使用しても問題は発生しません。assert が正当な識別子であるプログラムから正当な識別子でないプログラムへの移行を簡単にするために、このリリースではコンパイラは 2 つの動作モードをサポートしています。
通常動作モードでは、コンパイラは以前のリリース (J2SE 1.3) の仕様に準拠するプログラムを受け入れます。アサーションは許可されないので、assert キーワードが識別子またはラベルとして使用された場合、コンパイラは警告を生成します。
代替動作モードでは、コンパイラは J2SE 1.4 の仕様に準拠するプログラムを受け入れます。アサーションが許可されるので、assert キーワードが識別子またはラベルとして使用された場合、コンパイラはエラーメッセージを生成します。
アサーションを有効にするには、次のコマンド行スイッチを使用します。
-source 1.4 |
このフラグを指定しない場合、ソース互換性を最大限にするために、デフォルトの動作は「1.3」です。1.3 とのソース互換性はいずれサポートされなくなる予定です。