リアルタイムのシステム管理者は、いつでも config_rt_dptbl を再設定して、スケジューラのリアルタイム部分の動作を変更できます。1 つの方法は rt_dptbl(4) のマニュアルページの「Replacing the rt_dptbl Loadable Module」という節で説明されています。
もう 1 つの方法は、dispadmin(1M) コマンドを使用して、実行中のシステムでリアルタイムパラメタテーブルを調査または変更する方法です。dispadmin(1M) をリアルタイムクラスで起動すると、カーネルの中心テーブルにある現在の config_rt_dptbl 内から現在の rt_quantum 値を取り出すことができます。現在の中心テーブルを上書きするとき、dispadmin(1M) への入力に使用される設定ファイルは rt_dptbl(4) のマニュアルページで説明されている書式に準拠する必要があります。
次に、config_rt_dptbl[] 内の優先順位を設定されたプロセス rtdpent_t とそれに関連づけられたタイムカンタム値の例を示します。
rtdpent_t rt_dptbl[] = { 129, 60,
/* 優先順位レベルのタイムカンタム */ 130, 40,
100, 100, 131, 40,
101, 100, 132, 40,
102, 100, 133, 40,
103, 100, 134, 40,
104, 100, 135, 40,
105, 100, 136, 40,
106, 100, 137, 40,
107, 100, 138, 40
108, 100, 139, 40,
109, 100, 140, 20,
110, 80, 141, 20,
111, 80, 142, 20,
112, 80, 143, 20,
113, 80, 144, 20,
114, 80, 145, 20,
115, 80, 146, 20,
116, 80, 147, 20,
117, 80, 148, 20,
118, 80, 149, 20,
119, 80, 150, 10,
120, 60, 151, 10,
121, 60, 152, 10,
122, 60, 153, 10,
123, 60, 154, 10,
124, 60, 155, 10,
125, 60, 156, 10,
126, 60, 157, 10,
126, 60, 158, 10,
127, 60, 159, 10,
128, 60, }