AUTH_SYS タイプの認証を使用するときは、サーバーからの応答メッセージに入っている応答ベリファイアの flavor は AUTH_NONE か AUTH_SHORT のどちらかです。
AUTH_SHORT の場合、応答ベリファイアの文字列には short_hand_verf 構造体が符号化されています。この隠された構造体を、元の AUTH_SYS 資格の代わりにサーバーに渡すことができます。
サーバー側では、隠された short_hand_verf 構造体を呼び出し側の元の資格にマップするキャッシュを保存します。AUTH_SHORT タイプの応答ベリファイアがこれらの構造体を返します。呼び出し側は、新たな資格を使用してネットワークの帯域幅とサーバーの CPU サイクルを保存できます。
サーバー側では、隠された short_hand_verf 構造体をいつでもフラッシュできます。フラッシュが発生した場合、リモートプロシージャコールメッセージは認証エラーにより拒否されます。エラー原因は AUTH_REJECTEDCRED になります。この場合、次の図のように呼び出し側では、AUTH_SYS タイプの元の資格を試すこともできます。