ワークスペース・マネージャは、ウィンドウ・メニュー、ワークスペース・メニュー、ボタン割り当て、および構成ファイルからのキー割り当てに関する情報を獲得します。
ワークスペース・マネージャは、次のいずれかのファイルを使用します。
組み込みファイル: /usr/dt/config/language/sys.dtwmrc
ワークスペース・マネージャは、上記に示した順で構成ファイルを検索し、最初に見つけたファイルを使用します。
2 つ以上のセッション言語を使用するユーザは、個人用の言語依存構成ファイル HomeDirectory/.dt/language/dtwrmc を HomeDirectory/.dt/dtwmrc より優先させて作成できます。
個人用ワークスペース・マネージャ構成ファイルは、HomeDirectory/.dt/dtwmrc です。このファイルが存在している場合は使用します。
[デスクトップツール] アプリケーション・グループの [Dtwmrc の編集] をダブルクリックします。
すでに個人用 dtwmrc ファイルがある場合は、エディタに読み込まれます。ファイルがない場合は、sys.dtwmrc が HomeDirectory/.dt/dtwmrc にコピーされてからエディタに読み込まれます。
ファイルを編集します。
エディタを終了します。
ファイルは、その元のソースに関わらず、個人用 dtwmrc として保存されます。
システム共通のワークスペース・マネージャ構成ファイルは /etc/dt/config/language/sys.dtwmrc です。
HomeDirectory/.dt/dtwmrc が存在する場合は、このファイルを使用しません。
次の構文を使用します。
include
{
path
path
…
}
たとえば次の行は、/users/ellen/mymenu ファイルを参照します。
include
{
/users/ellen/mymenu
}
include 文は、構成ファイルをすべてコピーせずに機能を追加する場合に便利です。たとえば、すべての構成ファイルを管理せずに新しいキー割り当てを作成する場合、次の内容の HomeDirectory/.dt/dtwmrc ファイルを作成できます。
include
{
/etc/dt/config/C/sys.dtwmrc
}
Keys DtKeyBindings
{
Alt<Key>F5 root f.menu Applications
}
Menu Applications
{
"GraphicsApp" f.exec "/usr/bin/GraphicsApp/GApp"
…
}
構成ファイルに対する変更内容を有効にするには、必ずワークスペース・マネージャを再起動してください。
ワークスペース・メニューから [ワークスペースマネージャの再起動] を選択します (ポインタが背景上にあるときにマウス・ボタン 3 を押します)。