「フィルタ」とは、「セレクタ」と呼ばれるパラメータを含む、規則セットのことです。 各フィルタは、必ず 1 つのクラスを指定する必要があります。IPQoS は、パケットを各フィルタのセレクタと突き合わせて、パケットがフィルタのクラスに属しているかどうかを調べます。 さまざまなセレクタを使用してパケットにフィルタをかけることができます。セレクタの例として、IPQoS 5 タプルなどのよく使うパラメータを次に示します。
発信元および着信先のアドレス
発信元および着信先のポート番号
プロトコル番号
ユーザー ID
プロジェクト ID
差別化サービスコードポイント (DSCP)
インタフェースインデックス
たとえば、単純なフィルタで 80 という値の着信先ポートを指定するとします。 ipgpc クラシファイアは、着信先ポート 80 (HTTP) 宛てのすべてのパケットを選択し、QoS ポリシーの指示に従ってそれらのパケットを処理します。
フィルタの作成については、QoS ポリシーにフィルタを定義する方法を参照してください。