フローは特定の送信元から特定のユニキャストまたはマルチキャスト宛先に送信されるパケットのシーケンスです。ソースは、ルーターによる特別処理を必要とします。特別処理の特性は、制御プロトコルによってルーターに伝達される場合があります。制御プロトコルとして、リソース予約プロトコルを使用できます。 また、ホップバイホップオプションなど、フローのパケット内の情報によって伝達される場合もあります。
ソースから宛先までのアクティブフローが複数ある場合があります。また、どのフローとも関連していないトラフィックを含む場合もあります。フローの一意の識別はソースアドレスとゼロ以外のフローラベルの組み合わせによって行います。フローに所属しないパケットは、ゼロに設定されたフローラベルを運びます。
フローのソースノードでは、フローにフローラベルを割り当てます。新しいフローラベルは、擬似的な方法で、ランダムに選択します。16 進数で、1 から FFFFF の範囲から均等に選択します。ランダムに割り当てることにより、ルーターはフローラベルフィールド内の任意のビットセットをハッシュキーとして利用できます。ルーターは、ハッシュキーを使ってフローに関連付けられた状態を調べることができます。