Solaris 9 9/02 オペレーティング環境をインストールするのに Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD の SolarisTM Web Start プログラムを使用すると、インストール後にはじめてリブートしたときにシステムがハングアップする可能性があります。
回避方法: 次のどちらかを実行してください。
Solaris 9 9/02 オペレーティング環境をインストールするのに Solaris 9 9/02 SOFTWARE 1 of 2 CD を使用する。
Solaris 9 9/02 オペレーティング環境をインストールするのに Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD を使用する場合は、次の手順に従う。
Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD を CD-ROM ドライブに挿入し、Solaris 9 9/02 オペレーティング環境のインストールを開始します。
次のメッセージが表示されたら、ディスクスライスの名前 (disk-slice-name) を書き留めます。
Solaris インストールソフトウェアの一時コピーを ディスクスライス disk-slice-name に配置します。 ファイルがコピーされた後に、システムがリブートされ、 インストール処理が継続されます。しばらくお待ちください ... |
Stop-A キーを押すか、またはシステムに電源を再投入して、インストール処理を中断します。
ok プロンプトが表示されます。
スタンドアロンモードで Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD からシステムを起動します。
ok boot cdrom -s |
端末ウィンドウで、次のように ls コマンドを入力し、手順 2 で書き留めたディスクスライスの物理名を決定します。
# ls -l /dev/dsk/disk-slice-name |
このコマンドにより、次のような出力が返されます。
lrwxrwxrwx 1 root root 2 Aug 14 16:56 /dev/dsk/disk-slice-name -> ../../devices/physical-name |
ディスクスライスの物理名 (physical-name) を書き留めます。先頭の ../../devices は物理名から省きます。
システムを停止して、ok プロンプトに戻ります。
# halt |
次のコマンドを入力して、物理デバイスからシステムを起動します。
ok boot /physical-name |
NetscapeTM 6.2.3 の基本パッケージとローカライズパッケージが、Solaris 9 9/02 SOFTWARE DVD および Solaris 9 9/02 SOFTWARE 2 of 2 CD のSolaris_9/ExtraValue/CoBundled/Netscape_6 ディレクトリに置かれています。ただし、Solaris_9/ExtraValue/CoBundled/Netscape_6 ディレクトリにある NS62installer によってシステムにインストールされるのは、基本パッケージだけです。
回避方法: pkgadd(1M) コマンドを使って、Netscape 6.2.3 のローカライズパッケージをシステムにインストールします。次の手順に従ってください。
スーパーユーザーになります。
Solaris 9 9/02 SOFTWARE DVD または Solaris 9 9/02 SOFTWARE 2 of 2 CD をドライブにセットします。
ローカライズパッケージのあるディレクトリに移ります。
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_9/ExtraValue/CoBundled/Netscape_6/Packages |
pkgadd コマンドを使用します。インストールしたいパッケージの名前を指定します。
# pkgadd -d . name-of-localization-package |
Packages ディレクトリには、次のようなローカライズパッケージがあります。
SUNWcns6 - 中国語 (簡体字) ローカライズ
SUNWdens6 - ドイツ語ローカライズ
SUNWesns6 - スペイン語ローカライズ
SUNWfrns6 - フランス語ローカライズ
SUNWhns6 - 中国語 (繁体字) ローカライズ
SUNWitns6 - イタリア語ローカライズ
SUNWjans6 - 日本語ローカライズ
SUNWkons6 - 韓国語ローカライズ
SUNWplns6 - ポーランド語ローカライズ
SUNWptns6 - ブラジル・ポルトガル語ローカライズ
SUNWruns6 - ロシア語ローカライズ
SUNWsvns6 - スウェーデン語ローカライズ
システムに、ファームウェアリビジョン 1007 の Toshiba SD-M1401 DVD-ROM ドライブが含まれていると、Solaris 9 9/02 DVD からのブートが失敗します。
回避方法 : パッチ 111649-03 以降を適用して Toshiba SD-M1401 DVD-ROM ドライブのファームウェアを更新します。パッチ 111649-03 は、Solaris 9 9/02 Supplement CD の次のディレクトリにあります。
DVD_Firmware/Patches |
パッチのインストール方法については、上記のディレクトリにある README ファイルを参照してください。パッチをインストールする前に、README ファイルに記載されている注意事項や警告内容のすべてに目を通して、その内容に従って作業してください。
Solaris 2.6 オペレーティング環境または Solaris 7 オペレーティング環境を実行しているシステムでは、Solaris 9 9/02 DVD がボリューム管理によって正しくマウントされません。そのため、インストールサーバーを設定したり、Live Upgrade を実行したり、メディア上のデータにアクセスすることができません。
システムに対応したパッチを適用する。
表 2-4 Solaris 2.6 および Solaris 7 オペレーティング環境用の DVD パッチ
リリース |
パッチ ID |
---|---|
Solaris 2.6 オペレーティング環境 |
107618-03 |
Solaris 7 オペレーティング環境 |
107259-03 |
Solaris 9 9/02 DVD をマウントする。
ただし、ボリューム管理を使用しないでください。次の手順に従って、手動で DVD をマウントします。
スーパーユーザーになります。
ボリューム管理を停止します。
# /etc/init.d/volmgt stop |
手動で DVD をマウントします。
# mkdir /mnt1 # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s0 /mnt1 |
DVD がマウントされていて、DVD 上のデータにアクセスできることを確認します。
# cd /mnt1 # ls |
DVD が正しくマウントされている場合は、システムから次の情報が返されます。
Copyright Solaris_9 |